童話『うさぎとかめ』からの教訓。

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日記 童話『うさぎとかめ』からの教訓。

 

童話『うさぎとかめ』。

うさぎに『のろさ』をバカにされた亀が

「じゃああの山のてっぺんまで競争しよう!」と

『走りの競争』をしかけ

うさぎは亀をなめて昼寝をしていたから、

亀が勝った。

 

そういう話。

 

この話が私は昔から大嫌いで、

なぜあんなにありがたがられて話されているのか不思議だった。

 

『頑張れば勝てる』という教訓はウソ。

童話『うさぎとかめ』を教訓として話す場合

私が聞いた教訓は

『頑張れば亀でも勝てる!』というものだった。

 

いやいや、頑張ったって勝てないよ。

あれは『うさぎが怠けた』から勝っただけ。

 

つまりは『敵はなまけるもの』という固定観念を生みかねない。

だからこそ『金持ちは何もしていない』とかいう

資産家を侮蔑する発想が出てくるのではないかと思う。

 

 

日本人はとかく『努力』を美談にしたがる。

 

努力したんだからいいじゃないか、と

成果が出なかったときに慰めやすいというのもあるだろう。

 

実際『努力したこと』は将来に置いて、

絶大なる経験値になることがあるので

『努力』は大事だ。

 

だがしかし、無作為に努力をしていいというもんじゃない。

 

自分の得意分野で戦かおう。

私がカメなら、『泳ぎ』の競争をする。

というか、そもそも『動きがのろい』とかウサギに笑われたときに

怒らないww

 

うん、のろいよ。

だけど、君の20倍長生きするよ。

君の孫のお墓も守ってあげるから安心して。

 

とか、言うww

 

泳ぎの競争なら、カメは勝てるんじゃないかと思う。

 

童話『ウサギとカメ』のダメな部分のもう一つは

『ライバルの土俵で戦う』ことを選択していること。

 

自分の得意で戦おうや。

 

じゃあ、僕より先に君が死んだら、君の負けね。

こういえば、ウサギはぐうの音もでない。

 

空に鷹でも飛んでいたら

『あの鷹に食われた方が負け』とか。

なんでもいいんだよ。

 

『自分の得意分野で戦う』ことが必要なんだ。

 

あの童話をありがたがっている限り、みんな

『敵の土俵で戦ってしまう』んだよ。

 

だって『自分の得意分野に引きずり込め』なんて

誰にも教わらないんだから。

 

今、会社で苦労しているあなた。

他人の土俵で戦っていませんか?

 

あなたの得意分野はなんですか?

その得意分野の超一流の人は誰ですか?

その二番手にあなたがなることはできませんか?

 

最近、芸人さんたちが『料理上手』で仕事を貰ってますよね?

『笑わせる』ことが彼らの『メインの仕事』の筈なのに

『先鋭化させた趣味』を本業にしてしまっている。

 

それが『自分の土俵で戦う』ということです。

 

テレビではパッとしなかったけど

YouTubeで『自分の得意』を発揮したら

テレビより稼げている。

そんな芸人さんもたくさんいますね。

 

テレビではそんな『ニッチ(需要の低い)』なことに時間を割けないのです。

でも『いつでも見られる動画』なら、それができる。

 

それに気付いた芸人さんたちが

どんどん『テレビ離れ』していますね。

 

他の分野の人達も

『一度テレビにでて名前を売った』のなら

YouTubeで十分食べていける。

 

『テレビに固執しない』から、時間が自由になるし

自分の好きなことができる。

 

私は、小説を書くことが好きだったので

OLをやめて同人誌で食べていました。

 

同人誌の挿絵や表紙を3Dで作れないかと思って

3Dソフトを弄っていましたが

同人をやめたあと、三年間修行して

アメリカのデータ販売会社で

3Dデータを販売できるようになりました。

 

好きなことを好きなだけして生きていける。

 

良い時代になったと思います。

 

まとめ。

自分の好きなことができる時代なのですから

他人が怠けることを期待してがんばるなんてことより

自分の得意を楽しんで

『自分の土俵で勝負する』ことをしていきましょう!

 

【この記事を書いた日 2022/04/23 19:07 】

 

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