インドでIT産業が盛んな理由。

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インドでIT産業が盛んな理由。

インドにはいまだに『カースト制度』がある。

1950年のインド憲法施行による

共和国成立によるカースト全廃はされてるけど

まだ、民間には残ってる。

 

ざっくり言うと、

『生まれた身分』で『一生が決まる』という

一番キツイ社会制度。

カースト - Wikipedia

 

日本で言うと、江戸時代に『士農工商』があったようなもの。

 

現世で大地主に奉仕すれば、

来世では良いカーストに生まれ変われると信じられている。

これこそ、金持ちのための仕組みだね。

 

これは『インドの制度』ではなく『ヒンドゥ教の制度』なので

ヒンドゥ教の国にある。

 

今だと日本でも『スクール「カースト」』とかで

使われるようになっちゃったけど

スクールカースト上位に奉仕したからといって

来世でカースト上位になるとかないよね。

 

取り巻きになったら美味い汁を吸えるのはどこでも同じだけど。

 

インドでは『カースト』ではなく

『ヴァルナとジャーティ』と呼ばれている。

 

中国をそのうち追い抜くか、という

10億人を超える国で、そういうことがされてる。

 

世界人口が70億人の時代に

10億人の国民って、

世界の7分の1がインド人!!

 

それで言うと、世界に200の国があって

この『巨大な島国 日本』には、その70分の1の人口があるから

これも凄いよね。

 

だから『生まれたカースト』によって

『職業』が決まってんだ。

 

そこにさん然と出てきましたコンピュータ!

 

『カースト制度』が決まったときに

コンピュータなんてなかったから

『IT産業』にはどのカーストでも就職する事ができた。

 

カーストが低くて貧乏だった人も

勉強次第でアメリカの会社に入って

高収入を得る事ができるようになった。

 

だから、インドはIT産業を目指す人が多くなって

ITで名を馳せるようになったんだ。

 

ブラジルでサッカーが盛んなように。

ボール一つあれば、プロサッカー選手を目指せる。

 

アメリカでも、バスケットゴールが町にあるから

バスケットボール一つあればプロ選手を目指せる。

 

そういう点で、野球は、

道具が必要で、メンバーが揃わないとできないので

世界的にあまりプレイされていない。

 

閑話休題。

 

インドでのカーストの職業ではそんなに勉強が不要だったら

『勉強できる才能』というのは埋もれてた。

 

それを開花させた人が、ITで莫大な富を築いたんだ。

 

まとめ。

身分制度に関係ない職業だったために

IT産業に頭の良い人が集中したため

インドのIT産業が発展した。

 

【この記事を書いた日 2020/05/27  6:07 】

 

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