お母さんは魔法使い。

お母さんは魔法使い。ポジティブシンキング
この記事は約40分で読めます。

お母さんはとても強力な魔法を使う。

『たった一言』で子供の一生を簡単に左右する。

 

お母さんの白魔法。

お母さんが

  • 「あんたかわいいねぇ!」というと子供は天真爛漫に育つ。

母の料理がおいしければ、比較的早く帰ってくる。

母を好きな子供はグレる確率が下がる。

 

お母さんの黒魔法。

お母さんが

  • 『忘れ物しないでね』というと忘れ物をする。
  • 『怪我しないでね』というと怪我する。
  • 「お前は本当に忘れ物が多いんだから」というと、多くなる。
  • 「お前は本当にダメなんだから」というと駄目になる。
  • 「お前にそんなことできるわけないやろ」というとできなくなる。

 

これらは、お母さんが何気なく子供にかける『黒魔法』。

 

しかも、MPゼロで無制限にかけてくる。

  • 効果はマックス。
  • 子供の人生を変えるレベルの強度。

 

子供レベルでお母さんの魔法の威力は変わる。

子供レベル1 お母さんの完全なる僕。

物心つくころぐらい。

 

この時に、白魔法だけで育てると、天真爛漫に育つ。

この時に、黒魔法をかけると、あとがややこしくなる。

 

白魔法。

  • 朝、起きてくるまで放置する。
  • 子供と一緒に遊ぶ。
  • 子供と一緒に学ぶ。
  • 家族で遊ぶ。
  • 子供が手伝ったときに、邪魔でも「ありがとう!」と褒める。

 

  • 目覚まし時計のいらない子に育つ。
  • 親を好きな子に育つ。
  • 手伝う子に育つ。

他人を助けるから、助けられる子になる。

 

黒魔法。

  • 朝「起きなさい!」と子供に命令する。
  • 「勉強しなさい!」と子供に命令する。
  • 子供の交遊関係に口を出す。「あのこと遊んじゃ駄目」
  • 子供が手伝ったときに、邪魔だったから「邪魔っ!」などで否定する。

 

  • 朝、「どうやっても起きない」子になる。
  • 勉強しない子になる。
  • 友達を作りにくくなる。
  • 他人を助けない子になる。

他人を助けないから、誰にも助けられない子になる。

 

子供に時間を使うことが大事。

「勉強しなさい」は

親が『言った』ときだけ子供と関わって、

それ以外は子供と時間をすごしてはいない。

 

「勉強しなさい」じゃなく

「今日は何を勉強したのか、お母さんに教えて?」と言うと

子供は喜びいさんで、全部話してくれる。

 

それが自然と『復習』になる。

 

その時、お母さんは家事をしていてもいい。

子供が教科書を持ってついてきて、

いろいろしゃべっていることに相槌を打つだけでいい。

 

「お母さんが聞いてくれる」から

子供は延々と授業のことをしゃべる。

それが「復習」になる。

 

辞書を一冊買っておいて

「これナニ?」と子供に言われたら

「辞書を引いて、お母さんに教えて」

と言えば勝手に辞書で調べて、教えてくれる。

 

そうすると「わからないことは調べる」子になる。

 

私だw

母に「辞書を引き」と子供の頃から言われて

辞書をひいていたので

中学生の時に、お小遣いで広辞苑を買った。

最初に自腹で買った本が広辞苑w

 

辞書を引き出すと、

いちいち母に「これなに?」って聞かなくなるから

お母さんは手間がかなり減る。

 

そのかわり、最初に「辞書の引き方」を教える必要はある。

 

それを「いちいち聞いてくんな!」とか言うと

子供は何も調べないようになるし

親への不信感を持つ。

 

子供も対処しよう。

子供はお母さんの言うことを、基本的には聞くんだよ。

だから『白魔法』を掛けられたらものすごく効く。

 

それが『黒魔法』だった場合

子供は、早めに解く努力をしよう。

 

この記事をお子さんが読むことがどれだけあるかわからないけど

「ナニカ変だ」と思ったら、

『お母さんの魔法』を疑おう。

 

お母さんから受けた『マイナス』のことを思い出して

それが『マイナスの魔法』だと気付けば

解除できる。

 

お母さんだって、悪意があって掛けてるわけではない。

自分の子供を悪くさせよう、と思って育てる親はいない。

ただ『良くさせよう』と思ってるかどうかは謎。

 

ただ、悪意で黒魔法を掛けてるわけではないんだよ。

無意識だからタチ悪いんだけど。

 

お母さんも、いっぱいいっぱいなんだ。

お母さんだって人間だから。

生きてるのに必死だと、『子供の命を守る』ことはできても

精神まで守れないこともあるんだよ。

 

そういうお母さんは、そのお母さんに黒魔法を掛けて育てられてるんだよ。

長い間生きてきたことで、いろいろなことがトラウマになってるんだよ。

殆どのお母さんには罪はないんだよ。

ただ、精一杯なんだ。自分のことだけで。

 

愛情があるかからこそ掛ける黒魔法。

『怪我しないでね』とかは、純粋に愛情から出てるんだけど

『言魂』って『否定を認識しない』から

『怪我しないでね』は『怪我しろ』って言魂になるんだよ。

 

  • 『元気でいてね』『楽しんできてね』がベスト。
  • 何も言わないのがグッド。
  • 『気になること』をそのまま口にするのはバッド。

 

『怪我しないでね』→『楽しんできてね』は『言い換え』が発生するので

国語能力と『お母さんの自制心』が必要になる。

 

『悪いことを予想』したときに、

  1. 『気になることをそのまま口にしちゃだめ』と、
  2. 自制して黙る。
  3. 『それに対抗する』『良いこと』を考える。
  4. それを口にする。

この四段階が必要になるので、かなりハードル高い。

 

  • 『忘れ物しないでね』→『持っていくもの揃ってる?』
  • 『風邪引かないでね』→『元気でいてね』
  • 『気をつけてね』『怪我しないでね』→『楽しんでね』
  • 『早く帰ってきてね』→『今日の晩御飯楽しみにしててね』

 

『早く帰ってきて』が駄目な理由は

『理由もなく行動を制限しようとしている』から。

心の中で『命令すんな』という反動が働いて、帰って来なくなる。

 

朝に『起きなさい!』って言うのも一緒。

  1. 不意に命令するから
  2. 反発して
  3. 起きなくなって
  4. 『朝が起きられない』子供になる。

放置すれば一番いいんだけど

どうしても顔を見に行きたいなら

「朝御飯よ」でいい。

 

「起こさないと起きないから」ってお母さんはみんな言うけど

それはすでに『命令』したから。

もう黒魔法にかかっちゃったの、子供は。

 

だから一生「目覚まし時計にお金を使う」ことになる。

 

 

夕御飯を七時ぐらいまでに食べたら、

朝なんか、おなかすいてるんだから、どうやったって起きてくるんだよ。

 

うちの母は面倒くさがりだから

朝、家族を起こすなんてしてくれなかった。

 

おかげで私も父も、目覚まし時計不要。

なんであんなに目覚まし時計が売れてるのか不思議だった。

 

『朝、無理やり起こさない』ってのが

子供にとって、お母さんにとって、生涯で一番の財産だと思う。

 

お母さんは『わざわざ』子供に嫌われることをし続けている。

ショックだろうけど、

お母さんは、手間をかけて、子供に嫌われてるんだよ。

 

『しなさい』って子供に言わないことが、一番いいんだよ。

お母さんは、お母さん自身のためにしたいことをしてればいいの。

 

お母さんがお母さん自身のために楽しんでたら

それを見て、子供も自分のことで楽しむんだよ。

 

お母さんが子供に干渉するから

子供は『お母さんから離れたい』ってなるの。

 

『子供と一緒に楽しむ』のはいいけど

『子供の行動を指図』はしちゃいけないんだよ。

 

難しいことだとは思う。

お母さん自身も『命令されてきた』から

子供に『命令しない』ってのは、

よっぽどじゃないと『できない』ことではあるんだ。

 

だから「『命令しない』ということをできない」ことは『普通』なの。

 

『命令する』って『技術』なんだよ。

でも、普通のひとは『命令する技術』を持たずに命令してるから

命令される方が反発するのね。

 

 

子供の将来を考えてるから『勉強しないと困るから』

「勉強しなさい」っていうのは

子供を確実に「勉強嫌い」にさせるから。

子供の将来に一番良くない。

 

『朝起こす』こと、『勉強しなさい』が、最大の黒魔法。

「子供が困る」のが、お母さんは一番困る

「子供が困るのが、お母さんは一番困る」のもわかる。

 

「『子供が困る』ことを回避させて上げたい」と思う親心もわかる。

 

でも、『現時点』で子供はまだ『困ってない』よね?

 

  • 勉強しないと困るのはどうして?
    • 良い学校に入れないから。
  • 良い学校に入れなかったら子供はナゼ困るの?
    • 良い大学に入れないから。
  • 良い大学に入れなかったら子供はナゼ困るの?
    • 良い会社に入れないから。
  • 子供にとっての『良い会社』ってなに?
    • そりゃ、しっかりした大きな会社で、将来が安心なところ。
  • それを、子供は望んでるの?

 

オリンピックで金メダルがほしい、と子供が言っても

『しっかりした大会社に入れ』って言うの?

 

まぁ、言うかもしれないよね。

 

でも、

『日本中の全子供』が、『しっかりした大きな会社』に入ったら

中小企業どうなると思う?

 

『中小企業』が『しっかりしてない』ってなんで思ってるの?

  • NASAに部品を納品しているような
  • 世界シェアの半分以上を持ってるような

しっかりした中小企業って、山のようにあるんだよ?

 

それって結局は『お母さん』が『社会のことを知らない』だけじゃないの?

自分の無知を棚にあげて、子供の将来を決めて

それにならなかったら困る、って勝手に推測して

そっちになりなさい、って命令するの?

 

絶対、子供はゆがむよね?

なんで自分が命令されてるのか、まったく意味がわからないから。

 

子供が困ってから助けても、間に合うんだよ?

 

子供は、困らないかもしれないんだよ?

 

『子供が絶対困る筈』っていうのは

『うちの子供は駄目だから』って言ってるのと同じなんだよ?

『駄目な子』扱いされたら、駄目になるよ?

 

『子供が困らないように』って行動するのは

『愛』じゃなくて

『子供を信用してない』ってことなんだよ?

 

それを子供はわかるから

『お前が困るかもしれないからしてやってるのに』とか言われると

『自分が信用されてない』と思って、

どんどん自信を無くして

『本当にできない子』になっちゃうんだよ。

 

『子供を心配する』のも一緒だよ。

 

『心配する』のは『愛』じゃないよ。

『子供ができない』と思ってるから『心配』なんだよね?

つまりは『子供は駄目だ』と思ってるってことなんだよ。

 

「お前のことが心配で」って言うと

子供は「愛」じゃなく「不信」を受け取るの。

 

「心配してもいい」んだけど、

それを「子供に知られる」ことはいけないんだよ。

子供に伝えちゃいけないんだよ。

 

「あなたが『心配する』のは『あなたの勝手』」なの。

あなたが心配したからって、子供は何も変わらないの。

変わらないことを相手に伝えても意味がないの。

 

『あなたが心配』したのなら、それは『あなたの問題』だから

『あなたが解決』しなきゃいけないの。

↓こういうことで解決できる。

悩んだら『書く』! メモで解く方法。 | ポジティブにタスク管理

 

旅行先で子供が怪我するかも!

なんて心配、子供に伝えてどうしますか?

旦那に言ってどうしますか?

まだ子供は怪我していないのに!

 

そういう心配を「子供に言う」から、子供は怪我をするんです。

そしてあなたは

「ほらやっぱり、私の心配があたった!」と喜んで

また次も心配して子供を怪我させるんです。

 

それってもう、疫病神ですよ?

 

あんたはなんでもできるから大丈夫だろうけど

本当に困ったら、頼ってきなさい。

 

と言うだけでいいんです。

 

子供は一生懸命、『大丈夫になるように』考えてやるんです。

 

それを、

  • そうしたら、困るからこうしなさい。
  • それやるとだめだからそうしなさい。

って親が手取り足取り手伝ったら

  • 子供は『一人でできる能力』が無くなりますし、
  • 『自分のしたいこと』じゃなくなるからやる気が無くなります。

そして、「あんたがやりたいって言うから助けてるのに!」ってことになります。

 

そして言うんです。

「あんたは何をやっても続かない子だった」って。

親が邪魔したのに!

 

  1. 親の言う通り勉強して
  2. 親の喜ぶ大学に入って
  3. 親の喜ぶ会社に入って
  4. 親が死んだら

子供はどうしたらいいんですか?

 

『自分のしたいこと』を一切せずに

『親が喜ぶことだけ』をやってきたのに

人生半ばで親がいなくなるんですよ。

 

自分のしたいことなんて何もないのに。

何もさせてもらえなかったのに。

 

親は満足ですよね。

全部子供が言うことを聞いたんですから。

 

だから『子供のため』って言うのは口だけなんです。

『私のため』って言えばいいんです。

 

『私のために頑張って大企業に入って、将来安定して』

そうしたら子供は『正直なお母さん』を大事にするか、突き放すか

決定権を持てます。

 

大企業に入って『将来安定』したあと

親が死んでも、子供は

「母のために頑張った! これからは自分のために生きよう!」って思えます。

 

でも『子供のため』ってお為ごかしで『自分の目的』を子供にさせれば

子供は確実にゆがみます。

 

最近流行りの『黒魔法』。『自由にしなさい』

「うちは放任主義だから、子供に何も言ってないわ!」

というご家庭が最近増えていると思います。

 

これも、方向を間違うと黒魔法になるんです。

 

なぜなら『自由』というのは『自分で選択』しなきゃいけないんです。

 

『選択肢』があって、

それを『自分がなんでも選べる』のが『自由』なんです。

 

これはわかりますよね?

 

さぁ、歩けるようになった子供に

「自由にどこでもいきなさい」

これってどうでしょう?

 

階段から落ちて死ぬのも自由ですか?

そこまで許容しますか?

 

違いますよね?

 

幼稚園入学前の子供に

「何をしてもいいのよ」って言うのって『自由』ですか?

「ナニ」があるのか、『わからない』のに?

 

公立幼稚園に入るか、私立幼稚園に入るか

子供が選択できますか?

 

そこで突然、「ベネチアに行きたい」とか、子供が言えますか?

「ベネチアを知らない」のに。

 

『選択肢を知らない』状態で、「どこに行ってもいい」っていうのは

真っ暗闇の中で目隠しをされて背中を押されてるのと一緒なんです。

 

「選択肢を見つけられない時」は、

「親が選択肢を出して上げないといけない」んです。

 

植物が上に育つのは、そこに太陽があるからです。

『目指すもの』があるんです。

 

植木鉢を置いて、ツルを絡めるための棒を垂直に差しても

真っ暗闇の中で、地面に懐中電灯を置いたら

植物は棒を登らずに、地面を這うんです。

 

そこで「なぜ、棒を差してるのに上に伸びないの!」っていうのは

親の無茶なんです。

 

「将来何になりたい?」って折に触れて聞いてあげて

要望が出たら、そこまでの道筋は引いて上げないといけないんです。

 

要望が出なかったら、

いつでも選択肢を変えられるように導いて上げないといけないんです。

 

子供は移り気です。

「水泳でオリンピックに出る!」

というから、水泳をさせていても、

「小説家になる!」とか言って、

水泳をやめたいって言うようになることもあるんです。

 

その時に、普通に水泳をやめさせて読書させたら

「柔道選手になる!」とか言うんです。

 

その全部に付き合って、一年ごとに目標を変えたら

どれも大成しません。

 

それでも、「やりたいものがある」ならいいですが

「やりたいものがない」場合は、

いろいろな所に連れて行くとか

いろんな職業を見せるとか

「選択肢を作って上げる」ことは必要なんですよ?

 

「自由にさせてるのに、なにもする気がない」

のは、当然なんです。

 

「何もしなくても生きていけるならそれでいい」って

すねかじる気なんです。

 

『自由にさせる』のは

『子供の好きなものを見つけてから』なんです。

 

好きなものがないのに自由にさせられても

子供はただ、困るんです。

 

そして『自由にしろと言ってくる親』が

『自由にしたから大成するはず』という『望み』を自分に掛けてる

というプレッシャーで、余計に縮こまるんです。

 

360度大草原に連れて行ったら、

大体の子供は、10メートル範囲で駆け回るだけです。

地平線を目指す子はそんなにいません。

 

「どこにでもいけるのに、なぜ行かないの?」

じゃないんです。

その向こうに何があるかわからないから、「行けない」んです。

 

そして、本当に『どこに行ってもいい』と言ったからといって

子供が地平線から消えようとしたら、必死で呼び戻しますよね?

『自由じゃない』ですよね?

 

「何をしてもいい、って嘘なんだ?」と子供は絶対に思います。

 

子供は止めないけど、車で後を追いますか?

それはつまり『私達の見える範囲で自由にしなさい』ってことになりますよね?

本当の『自由』ではないですよね?

 

『自由にしなさい』って言ったのに

  • 子供が家出したら追いかけますよね?
  • 探しますよね?

 

それって『自由』じゃないんですよ。

 

それを子供は敏感に察知するので、地平線を目指さないんです。

そのうち、親の足元で座り込むんです。

 

だって、

「どこまで行ったら引き戻しに来るのか、さぐるのが面倒臭い」からです。

『親の言う「自由」という言葉が「わからない」から何もできない』のです。

 

つまり、『自由にしなさい』というのは、

『子供の行動を制限する黒魔法』なんですよ。

 

  • 『何も言わない放置』と
  • 『「自由にしなさい」という放置』は

違うんです。

 

『自由』ってね、怖い言葉なんですよ?

 

『アメリカは自由の国』っていいますけど

あなたの命も、他人が自由にできるんです。

 

他人の権利を自分の自由にしようとするから

あんなに『権利権利』って言うんです。

 

日本人は、法律なんてなくても、

『他人の権利』は『他人のモノ』なんですよ。

 

自動販売機は、それを設置した人のモノだから

壊して中のお金を持っていったりしない。

 

電車に座っている人の隣に置いてある本は鞄は

その座っている人のものだから

その人が下りたときにそれを置いて行ったら

「忘れてますよ」って声をかける。

 

神社にあるものは、神社のものだから

勝手に持って行かない。

 

日本以外の国では、

ビルの外に自販機を設置すると、自販機ごと持っていかれるんですよ?

だから『自販機のある日本の街角』というのは

世界的に見て『異様』で『凄い』と言われるんです。

 

そういう国だから、

不当に、他人の自由を奪おうとする

『殺人事件』も諸外国よりはるかに少ないんです。

 

『他人の命も自分の自由』ではないからです。

 

『自由』ってそれぐらい『怖い』ものなんです。

 

それを子供に理解させようっていうのは一番難しいことで

子供に『自由にしていいよ』というのは、とても『危ないこと』なんです。

 

『自由にしていいよ』って言われたから、隣の人を殺した。

って子供がなったら、どうします?

 

「そんなことは想定してない」ですよね?

その時点で『自由』じゃないんです。

 

「遵法の元の自由」なんて、子供にわかる訳無いじゃないですか。

 

「なんでも自由にしていいのよ」なんて「無責任」なことを

子供に言ってはいけないのです。

 

子供は知ってます。

「自由にしろ」と言われたけど、

きっと、自分がこの両親を殺すことは含まれてない。

って。

 

そんなこと、普通の子供ならわかります。

その時点で「自由ってどこまでだろう?」と思います。

そこで「親の自由の範囲」を探る子は、そんなにいないです。

 

「自由にしていいよ」というのは

陸地の見えない大海原のど真ん中に、

浮輪だけ渡されて放置されるようなものです。

 

  • どこにもいけません。
  • どこに向かう気にもなれません。
  • 体は冷えていきます。

 

身体的には親が『家』で守ってくれますが

心は早晩、凍死します。

 

『自由な子供になってほしい』のなら。

『自由にしていいのよ』なんて『言わず』に

いろんな所に子供を連れて行きましょう。

 

いろんな体験をさせましょう。

一緒に遊びましょう。

一緒に勉強しましょう。

 

そして、子供が自然と「あれがしたい」と言ったら

そこに重点的に遊びにいくなどして

『もっと知る』ことをうながしましょう。

 

そこで、「そこは前も行っただろ」なんて否定してはいけないのです。

子供は何百回でも行きたいのです。好きなのですから。

「親が飽きた」ことに、「子供を突き合わせる」のは

「自由」ではありません。

 

 

『自由にしなさい』なんて、絶対に言っては駄目です。

「何も指図しない」ことで、子供はそれを勝手に受け取ります。

 

「危ないことからは守ってくれるけれど、自由にさせてくれる」と

子供はちゃんと『親の愛』を感じます。

 

幼児のときに本を読んで上げるのでも

「昨日読んだ本」を子供がねだるのなら、

他に本があっても、それを読んで上げましょう。

 

それが『子供の望み』なのです。

「同じ本」でも「子供はそれが読みたい」のです。

親が飽きたからといって

「別の本を読みましょうね」とか言うから

子供は「自分には選択権がない、自由がない」と思うのです。

 

そんな幼児でもわかるのです。

 

「子供が読みたい本がない場合」のみ、

親は他の本を読んで良いのです。

 

「子供の自由」ってそういうことなんです。

 

世界童話全集を買ったのに

最初の一冊しか読まないのも、その子の自由なんです。

だって、子供はその最初の話が気に入ったのですから。

 

それを何度も読んで上げることで

子供は

  • 「自分の自由」を感じ
  • 「親の愛」を感じ
  • 物理的に脳をすくすくと育てていきます。

 

そうなったら簡単です。

その童話に関する所に遊びにいけば良いのです。

 

別にテーマパークとかではなくても。

 

童話の『猿かに合戦』が気に入ったのでしたら、

  • 柿はこの木だよ。
  • 臼とか杵はこういうのでね、正月にお餅をつくんだ。
  • 川で、コレが蟹だよ。
  • 動物園で、これが猿だよ。

 

そんなふうに『紹介して上げる』ことで

子供の中で、童話と現実がみるみる結びついて

どんどん脳が育ちます。

 

「私が好きなことを両親は理解してくれている! 嬉しい!」

と、子供はちゃんと理解します。

 

その時に、「子供は普通喜ぶだろう」と

無関係なテーマパークなどに行ってると

子供の感性は伸び止まりし

「親の行きたいところに連れて行かれた」と思います。

それでも、行かないよりマシですけどね。

 

子供は『体験したことだけを吸収』するので

『体験は多い方が良い』わけです。

 

アウトドアに連れて行ったからといって

子供がアウトドアになるわけではないです。

 

そこは『自由』にしていれば子供が勝手に選択します。

ですので親は「多くの体験をさせる」

それだけを念頭において動けばいいんです。

 

 

私は子供の頃、やたらめったら父親に連れ回されましたが

インドア派ですw

 

ただ、どこの海かわからないけど

  • 満点の星空とか
  • 夜の海とか
  • タダ焼いて醤油を付けただけの貝が凄くおいしかったとか

覚えてます。

 

スキー好きな父が、

自分がガツガツ滑るのではなく

なだらかな雪原で私のソリに付き合ってくれたこととか

覚えています。

 

『自分の楽しみ』より『私といること』を選択してくれた。

それは、わかります。

 

休みは家にいないぐらい遊び回っていたのに

  • たまに私と、何時間も公園でバトミントンをしてくれたのとか
  • 家族でこたつを囲んで人生ゲームやトランプを何時間もしたりとか
  • 碁を教えてくれて、大きな碁盤で何回も打ったとか
  • 私にファミコンを買ってきたふりをして、父が日曜日の早朝から、必死で野球ゲームしてたりとか

覚えています。

 

まぁただ、『今の私』が『親が自慢できる娘か』というと

そうじゃないのでw

 

子供のしたいようにしたからって

親が望むようには育たない

って実証例ではありますw

 

 

こんな娘にそだっちゃってごめんなさいw

 

私も、母から黒魔法をいっぱい掛けられました。

解けるものは解きましたけど

解けなくてつぶれた後輩も見ました。

 

スカウトされるぐらい実力を認められていたのに

「お前なんかがそんなことできるはずがない」と

罵られて育ったが為に、

自分に自信がもてず

結局、夢を手放しました。

 

お母さんの魔法は強力です。

  • しかも魔法を掛けたときも強力なのに
  • 時限爆弾みたいに、将来爆発するし
  • 毒みたいにどんどん強くなってくるんです。

 

子供の将来を潰すのなんて簡単です。

 

あなたがお母さんなら、

黒魔法は使わないで。

 

  • 『忘れ物ない?』 → 『持っていくもの揃ってる?』
  • 『怪我しないでね』『風邪引かないでね』 → 『元気でいてね』
  • 『頑張ってね』 → 『頑張ってね!』
  • 『無理しないでね』 → 『楽しんでね』

 

『頑張ってね』は『今までがんばってない』という

『努力を無視する』最悪の言葉。

 

『頑張ってね』は『努力してるのを知ってるよ』という言葉。

一文字違いで大違いなんです。

 

 

  • 『(家事を)をしなさい』 → 『(家事を)手伝ってくれる?』

なんで家のことなのに、母親が下手にでなきゃならないの?

家のことをするのは義務だよ!

とか、言わない。

 

社会は不条理なものなんです。

この方が丸く回るなら、まわしましょう。

 

あなたの手練手管で、

子供に『気分よいまま』『してもらう』のがいいでしょう?

 

子供は『したくない』わけじゃないんです。

『命令される』から『いや』なだけなんです。

 

お母さんが好きなら、お母さんが困ることは手伝いたいんですよ?

 

とにかく『しなさい』が『禁句』なんです。

命令しない。

 

そして、手伝ってくれたなら褒める。

 

小さいころに『手伝い』をしてくれても

『ヘタ』だから『手間が増える』のを嫌がって

「あっち行ってなさい!」とか言うから、

子供は『手伝い』を嫌がるようになるんです。

 

「次はもっとうまくしようね~」と言えばいいんです。

うまくなるまでは二度手間三度手間になりますが

うまくなったら、あなたは一生楽できるんです。

 

  • 二年我慢するか。
  • 一生我慢するか。

この二者択一なんです。

 

二年は長いですが

一生はもっと長いですよ。

 

うまく『褒め転がす』だけなんです。

 

「うまいねー、大根すらせたら日本一だね!」

とか言っておけば、そのあと一生、大根おろしはやってくれます。

本当に、それだけの話なんですよ。

 

うまくできなかった場合は

「ちょっとはやかったねー。手が大きくなった来年、もう一度やってみようね」

って言えばいいです。

 

「子供のせい」ではなく「子供の手が小さいせい」という

『物理的制約』で辞めさせれば、子供は「したい欲求」を保ち続けます。

 

「子供にはさせないよ」って言えば早く大人になりたがるのと一緒。

「大きくなったら『させてあげる』」という『権利』にしてしまうのです。

 

皿を割ったのなら

「ああもうっ! あっち行きなさいっ!」じゃなく

「怪我しなかった? ゴミ箱を持ってきてくれる?(子供を避難させる)

 次は、たくさんじゃなく、一つずつ持っていこうね」

で、すむんです。

 

子供は皿を壊した時点で「悪いことをしたっ! どうしようっ!」と

怯えているのですから、そこで怒鳴ったら、萎縮してトラウマになります。

二度と手伝ってはくれません。

 

「謝るすき」を上げれば、「次はがんばるっ!」となって、

また手伝ってくれます。

 

 

「あんたが運んだらまた割るでしょ、あっちいきなさいっ、役立たずなんだから」

とか言うから、二度と皿運びをしてくれなくなるんです。

 

だって、『したら』『怒られる』から。

 

お隣さんの娘さんが言うんですって。

「絶対に母さんの手伝いはしない。

 私がやったら、愚痴を言われた上に二度手間だって怒るから」

って。

 

この時期の数年、

お隣で凄い、『お母さんの怒鳴り声』が鳴り響いてました。

 

 

そうなったら、お母さんはずっと大変なんですよ。

最初に何回か、うっかり怒鳴ってしまったが為に、

そうなっちゃうんです。

 

 

子供は、『親の邪魔をしたい』んじゃないんです。

  • 『お母さんのそばにいたい』

そして

  • 『お母さんが大変そう』だから『手伝って上げたい』んです。

 

それを否定されるから、手伝わなくなるんです。

だって、『私が手伝わない方がお母さんが楽だから』。

 

そう思わせたら、「手伝いなさいよっ!」と叫べば叫ぶほど

しなくなるんです。

 

お母さんは喉が枯れるし、手伝ってくれなくて情けなくなるし、怒りが沸くし

子供は怒鳴られて疲れるし、イライラするし、お母さんが嫌いになるんです。

いいことが何もない。

 

『子供に手伝ってもらう』のは大変です。

手間がかかります。

だって、すべてが『ド素人』なんですから。

 

でも、

それを一つずつ増やしていけば、あなたは一つずつ楽になっていくんです。

 

子供も「大好きなお母さんを私が助けてあげられる!」という『喜び』で

手伝うんですよ。

 

そして大事なこと。

『失敗』は忘れて上げる。

 

いつまでも、「最初に運んだときにお皿割ったよね」なんて、言わないw

 

 

  • 『勉強しなさい』 → 『学校で何を勉強したの?』

 

  • 『いつも何してるの?』 → 『今日の昼休みは誰と何したの?』
    • 選択肢を狭めることで答えやすくする。
      • 昼休みのことが聞きたいわけではない。
      • 話の糸口。
      • そこで聞いたことを絶対に他人に言わない。
      • 子供は、『お母さんだから話した』『秘密』だと思ってますから。

 

子供に勉強してほしかったら

お母さんが勉強すると、子供は自然としますよ。

 

  • 資格の勉強とか
  • お花の勉強とか
  • 俳句作るとか
  • 絵手紙を描くとか
  • ジグソーパズルを作るとか
  • 花を育てるとか

 

お母さんがだらだらテレビを見ているのに

子供に「勉強しなさい!」って、それは通じません。

 

子供が家にいる時間って、

お母さんは夕食の準備で忙しいでしょうけど

30分だけ子供にあげてみませんか?

 

「30分だけ、今日した勉強をお母さんに教えて?」って。

そして

「じゃあ、お母さんはご飯作るから、

 今日の宿題、どっちが先にできるか競争ね!」

って言えば

必死で宿題やりますよ。

 

「勝ったら何くれるの?」って言われたら

「明日、あなたの大好物を作って上げる! 何がいいか、決めておいて!」

と言えば、子供は必死になってするでしょうし

あなたは一品、考える手間が減ります。

 

「俺が負けたらどうなるの?」

「ピーマンの肉詰め」(子供が苦手な食材)

必死でやりますw

 

これも、一品、料理が決まるので、少し楽になりますね。

いつもは作れない、苦手料理ばっっかり出して上げるのもよいでしょう。

 

だって『勝った』時は『大好物を食べられる』のですから

負けたときだけ食べないってのは駄目です。

それは『今後二度と大好物を作らない』と言えばいいのです。

 

これで、勝負のイロハも教えられます。

  • 勝ったときはプラスがある。
  • 負けたときはマイナスがある。
  • どっちも、勝負を受けたのなら、逃げられない。
  • 勝つために最善を尽くす。

 

簡単なことでも『勝ち癖』を付けて上げると

他のことでも勝てるようになります。

 

勝負なんて、殆どは『最初の気迫』で決まるんです。

 

『餌付け』がいやなら

「一時間だけバドミントンで遊んで上げる」とか

「遊園地連れてって上げる」とか

 

ゲームだけは買っちゃ駄目です。

 

ご褒美にゲームを買ってあげると

『ゲームをすることはいいこと』という癖がつきます。

 

「してほしくないこと」をご褒美にあげてはいけません。

そういうのは、誕生日とか、クリスマスとか

『ご褒美』では無いときに上げましょう。

 

ゲーム全般が悪いとはいいませんが

ゲームだけしてる子供ってイヤでしょ?

なら、やめましょう。

 

 

 

 

あなたがお子さんなら、

黒魔法を掛けられたら

自分の中で「言い換え」しましょう。

 

お母さんに「それ言わないで?」とお願いしましょう。

「うるさいなっ! それは言わないでいって言ったでしょ!」

じゃなく。

 

「その言葉ってこういう意味があってね、私は悪い意味で受け取ってるの。

 私を悪くしようとして言ってるんじゃなかったら、言うのをやめてほしい」

って「説明」しましょう。

 

「そんなこと、あんたの考えすぎよ」

「うん、それは分かってるけど、でも、もう、そう考えてるから。

 言わないで」

 

「そんな意味で言ってないわよ」

「でも、そう受け取るから。

 今、そう伝えたんだから、次からそう言ったら、そういう意味で言ったと思うよ。

 やめてね?」

 

 

黒魔法をやめてもらった実例。1

私が体力がないから散歩を毎日しようと開始。

でも、最初は全然歩けないの、体力ないから。

 

五分で帰って来たら母がいつも

「はやっ!」

って言うのね。

で、「それ言わないで」って三回言っても言ったから

膝詰めしたの。

 

 

「私が、体力ないから散歩の習慣を付けようとして

 それでも体力がないから長く歩けなくて

 五分で帰って来てるんだけど

 その『はやっ!』って言葉がいつもイライラするの。

 

 私も好きで早く帰ってきてるんじゃないんだよ。

 

 それを言うことでお母ちゃんになにか得があるの?

 言ったらスッキリするの? なんか嬉しいの?

 

 三回、『言うのやめて』って言ったけど、どう思って言ってるの?

 『私はそれを言われるのイヤだからやめて』って言ったらわかるの?

 

 どう言ったらやめてくれるの?」

 

って言ったら、二度と言わなくなった。

 

これぐらい言わないといけないことなんだよ。

黒魔法をかけるのをやめてもらうのは。

 

母は、全然、『なんのきなし』に言ってたんだよ。

でも、私は傷つくの。

 

『なんのきなし』に言ってるなら、『やめる努力』をお願いしたいわけ。

 

黒魔法をやめてもらった実例。2

私が、たまに喉が詰まって咳をすると父が

「うわっ! 風邪かっっ!」って『よける』。

 

私、中学生の頃に『無視』系のいじめをされていたので

『避けられる』って凄くイヤなんだ。

 

『譲られる』のはいいよ。

向かってくる人に、ぶつかられたいわけじゃないから。

でも、故意に『よけられる』のはいやなの。

しかも肉親に。

 

その父の行動って

「咳をしている私の心配」は一切せずに

「俺に移すなよ!」

ってことだと、私は受け取ったから。

 

それをそのまま父に言ったの。

もちろん父は「そんなつもりでやってない」って言ったよ。

 

「そんなつもりで言ってない、っていったって、行動がそうなってるの。

 よけてるやん。

 風邪を移されたくないからでしょ?

 風邪を引いたかもしれない私の心配を一切せずに」

 

父は優しい人なので、そのつもりでやってない、ってことは分かってる。

分かってるけど、行動はそうなってるんだよ。

 

「そういうつもりじゃないなら、やめてください」

もちろん、二度と父はしなくなった。

 

相手の「無意識」を我慢する必要はない。

言いがかりではあるけれど

『私は不愉快なんだ』ということを『相手に伝える』こと

『してはいけないこと』ではないんだよ。

 

我慢する必要なんてない。

 

『相手と付き合っていきたい』から

『意味無くしてる』なら『やめてほしい』わけ。

 

そうじゃないと、我慢の限度はいつか切れるから。

「あんたのそう言うところが前から嫌いだったんだよ!」

なんて、ブちぎれたら、相手は青天の霹靂だよ。

 

「言ってくれたらやめたのに」

って絶対思うよ。

「なんで黙ってるんだよ」

って。

 

「あんたを傷つけたくて言ってたわけじゃないのに!」

ってなるよ。

 

「そんなことを言ったら私が怒ると思ったから言わなかったの?

 そんなに心が狭いと思われてたの?

って、悲しくなるよ。

 

もちろん、相手が私に言ったら、私は私の無意識をやめるよ。

傷つけたくてやってるわけじゃないんだから。

 

だから、言ってほしい。

だから、私も、言う。

それだけ。

 

「あなたが無意識にしているその行動は、私に対する黒魔法なんだ」と

伝えないといけない。

 

相手は「したくしてる」わけじゃないんだ。

 

それでもうっかり黒魔法を掛け続けるなら、それは距離を置くか

心の耳栓を丈夫にするという手段も必要。

 

お母さんが『それ』を言い掛けたら、心の中で歌を歌うんだよ。

それとか「これは母の愛母の愛母の愛」って

黒魔法が聞こえないぐらい、心の中で絶叫するの。

 

黒魔法はコストゼロ。

↓この通り、『黒魔法』って『コストゼロ』で発動できるんだよ。

この通り、って私が作ったものだから

勝手に私が提唱してるだけだけど。

 

白魔法を掛けるには『愛情』と『機嫌がいい』という『条件』が付くのね。

たまに、『自制できるお母さん』は『機嫌が悪い』ときでも白魔法を発動できる。

けど、そういう人はそんないないんだよ。

 

お母さんも人間だから。

凡人だから。

あなたのお母さんだけスーパーマンであることを願っても無理なんだよ。

 

  • 無償で料理を作ってくれるわけじゃないんだよ。
    • あなたを愛してるから、作ってくれるんだよ。
  • 無償で愛情を注いでくれるわけじゃないんだよ。
    • あなたを愛してるから、愛してくれるんだよ。

あなたを嫌いになったら、こんなこと、してくれないんだよ?

 

白魔法には『コスト』がかかるっていうのはこういう意味。

嫌いな人には白魔法は掛けにくいの。

 

だから、一度嫌いになると、人はどんどん離れていくのね。

 

黒魔法にはコストがいらないの。

イライラしてても、本当に子供が嫌いでも

無制限に掛けられるの。

しかも『魔法だ』と自覚せずに掛けてくるの。

 

白魔法より、黒魔法のほうが「掛けやすい」のね。

 

「お前は本当に、何をやらしても駄目で、子供の頃からバカばっかりやって

 本当にバカだね。しょうもないクズ」

とか、

息を吐くように黒魔法を掛けられるの。

だから『コスト』と言えば、『お母さんが口を聞ける』ってことかな。

 

白魔法を掛け続けると黒魔法は消えやすい。

解決策は、わかる人もいるでしょう?

 

『お母さんに常に上機嫌でいてもらうこと』。

それで『白魔法を発動』してもらえる確率は上がる。

つまりは、『黒魔法を発動』する確率は下がるわけ。

 

お母さんに上機嫌でいてもらうのは、実は簡単なんだよ。

 

あなたが、先に、お母さんに白魔法を掛けるの。

 

お母さんに、子供が白魔法を掛ける方法。

  • お母さんに「ありがとう」と一日に一度はいいましょう。
  • 「いただきます」「ごちそうさま」を言いましょう。

 

これが『一番簡単』な『子供の白魔法』。

 

『ありがとう』は、お母さんにだけでなく

全人類に通用する『白魔法』だよ。

 

「ありがとう」って言うの、照れくさいよね?

だから、「言わない」選択をしてるよね?

 

「ありがとう」のかわりに「すみません」を使ってるよね?

「すみません」には「お礼」の意味はないんだよ?

 

感謝したのなら「ありがとう」なんだ。

 

あなたが、朝御飯を食べられるのはなぜ?

お母さんが作ってくれるからではないですか?

 

お母さんが朝御飯を作ってくれない?

自分でトースト焼いてる?

なら、そのトーストを買ってきてくれているのは誰?

 

自分で買ってる?

なら、その『トースト代』はどこから出てるの?

 

自分でバイトしてる?

なら、家を買った(借りた)のはだれ?

お父さんだよね?

お父さんが安心して仕事してられるのは

お母さんが家のことをしてくれるからじゃない?

 

お母さんは家のことなにもしてない?

でも、いてくれるだけでもいいから、結婚生活続いてるんだよね?

 

え? お父さん全然帰って来ない?

でも、とにかく、あなたがその家にいられるのは、ご両親のたまものだよね?

お母さんがあなたを『産まない』という決断をしていたら

あなたは今、そこにいないのですから。

 

 

ご両親に感謝しましょう。

感謝したのなら「ありがとう」を言いましょう。

 

言いたくなくても言いましょう。

 

社会に出たら、言いたくなくてもお礼を言わなきゃいけないことはあるんです。

まず、家庭内で練習しましょう。

 

お母さんに

「いままでありがとう」って言いましょう。

 

  • ご飯おいしかった! ごちそうさま! ありがとうっ!
  • 起こしてくれてありがとうっ!
  • ただいまーっ! いつも出迎えてくれてありがとうっ!
  • おやすみなさい。今日も一日ありがとう!
  • 今日も笑顔でいてくれてありがとうっ!

 

どれかは、何かのタイミングで言えるでしょう。

 

口に出して言えないなら心でお礼を言いましょう。

「今日も、私を殺さないでいてくれてありがとう」

極論ですか?

 

  1. あなたが暖かいお風呂に入れるのはなぜですか?
  2. お母さんが沸かしてくれるから?
  3. 給湯器が勝手に入れてくれるから?
  4. 給湯器を買ったのは誰ですか?
  5. 給湯器を作ったのは誰ですか?
  6. 給湯器の技術を作ったのは誰ですか?
  7. そこまで水道管を引いてくれたのは誰ですか?
  8. 雨が降らなかったら水がないんですよ?

 

  • 水があり、それをお湯に変える技術があって
  • それを両親が家に設置してくれたから
  • あなたはあたたかいお風呂に入ることができるんです。

 

それがなかったら、

台所の流しで、水を浴びないといけないんですよ?

 

  • 夜、凍え死ななくて済むのはなぜですか?
  • ご飯を食べられるのはナゼですか?
  • 服を着ていられるのはなぜでか?
  • 学校にいけるのはナゼですか?

 

その、今、あなたがそこに生きて呼吸できることを

感謝したことがありますか?

 

呼吸ができなくて亡くなる方もいらっしゃるんですよ?

 

それらをくれたものが、万が一お母さんじゃないとしても

お母さんがあなたを産んでくれなければ

あなたは今、そこにいないんです。

 

「産んでくれてありがとう」は、思えますよね?

100回思いましょう。

そのうち、『言える』ようになります。

 

『ありがとう』と『言う』のが目標ですよ!

『思う』だけでは伝わりません。

伝わりません。

 

大事なことなので二回言いましたよ。

 

『相手に伝える』ことで『白魔法』は効果を発揮するのです。

 

『ありがとう』を言えるようになったら、

あなたの世界はガラッとかわりますよ。

 

 

今まで「ありがとう」を言ってなかったとしたら

一週間~三か月ぐらいで、

お母さんがガラッと変わります。

 

  • お母さんも人の子なんです。
  • お母さんも大変なんです。
  • お母さんだって必死なんです。

 

あなたも感謝されたいですよね?

努力が報われたことを祝ってほしいですよね?

努力を認めてほしいですよね?

したことが実ってほしいですよね?

 

お母さんも、そうなんですよ?

 

だから、伝えましょう。

「あなたが育てた子供は、

 堂々と『ありがとう』を言える子に育ちました」と。

「あなたの努力は実りましたよ」と

「あなたが私を育ててくれたことは、間違いではありませんでしたよ」と。

 

そういう意味もこめて

お母さんに

『ありがとう』と告げましょう。

 

あなたが、先に、『白魔法』をお母さんに、掛けましょう。

 

「お母さん、手伝えることがあったら教えて?」

って言いましょう。

 

最初のウチは、「手伝ってもらう」ことを

お母さんが想定していないので

「ないわよ」といわれるかもしれません。

 

でも、折に触れて言いましょう。

 

「一時間、時間あるけど、何かできることある?」って。

 

買い物について行って上げるのもいいです。

散歩を一緒にするのでもいいです。

 

『子供と歩ける』ことは『お母さんにとって』『誉れ』の一つです。

『子供が付き合ってくれる』というのは『誉れ』の一つなんです。

 

ご近所さんから「お子さんが一緒でいいわね」って言われるんです。

 

『お母さんと一緒の時間を作る』のがよいのです。

 

  • 洗濯してくれてありがとう。
  • ご飯作ってくれてありがとう。
  • いつもお茶を汲んでくれてありがとう。

 

そのうち、

『生きていてくれてありがとう』って言いたい日が来ます。

死んでから親孝行はできないんです。

 

後何回、お母さんのご飯を食べられるか、計算してみてください。

悲しくなりますw

 

お母さんの黒魔法に負けずに、

白魔法を掛け続けている時点で

お母さんの黒魔法は、あなたから解けています。

 

だってあなたは、

自分以外の人に『白魔法を掛けられる人』に

ジョブチェンジしたんですから。

 

黒魔法を掛けられたら、その二倍も三倍も、白魔法を掛ければいいんです。

お母さん以外の人に掛けられた黒魔法なら

白魔法を掛け返す必要もありません。

 

『誰かに白魔法を掛ける』ことで

あなたにかかった黒魔法は解けやすくなります。

 

「幸せでいてほしい人」を一人作ることで

あなたは「自分一人幸せでいればいい」と思っていたころより

幸せになれるんですよ。

 

世の親が、子供のために動けるのはそれなんです。

子供が幸せなら、親は幸せなんです。

 

だから、ネグレクトする親は不幸でしょう?

『自分以外の幸せを願う権利』を失ったんです。

 

子供を好きとか嫌いじゃないんです。

子供が不幸なら、親も不幸なんです。

『親』『子』ってそういうものなんです。

 

 

 

でも、子供ができない人もいるでしょう、いない人もいるでょう。

私もそうです。

子供を産まずに更年期障害が来ました。

私の子は、もう生まれません。

私は『実の子供の親』には、なれません。

 

そう言うときは、誰か一人、親友でも、老人ホームのおばあさんでもいいから

「自分以外に幸せになってほしい人」を設定して

白魔法を掛け続けるんです。

 

お母さんが生きてるなら、お母さんに掛け続けるんです。

 

全方位に『ありがとう』を言うのが一番効き目があります。

黒魔法を掛けてきた人にも『ありがとう』を言っていると

そのうち消えます。

 

厭味を言う人は、『いやがってほしい』から言うので

『ありがとう』と返されると、居心地が悪くなって消えるのです。

 

あなたのまわりは『ありがとう』で埋まります。

 

まず、『ありがとう』の『白魔法』は、お母さんに掛けましょう。

お母さんが幸せになれば、あなたに無条件の白魔法を掛けてくれます。

 

遠くで祈っているのでもいいです。

 

 

知人に、お母さんに捨てられた人がいました。

大人になってお母さんを尋ねたら、

『二度と来るな』と目の前でドアを閉じられたそうです。

 

それでもその人は『産んでくれて良かった』と言っていました。

生まれなかったら、憎むこともできなかった、と。

 

あなたはまだ、お母さんがそばにいますか?

なら、白魔法を掛け続けましょう。

 

まとめ。

お母さんも疲れます。

お母さんも人間です。

 

あなたがお母さんなら。

『お母さんの白魔法』三種の神器。
『抱き締める』『機嫌よくする』『教えて?』
 

 

 

あなたが子供なら。

『子供の白魔法』三種の神器。
『ありがとう』『いただきます』『ごちそうさま』
 

 

あなたも今日から、魔法使い!

 

あなたに山のように幸せが積み上がりますように!

(σ'∀')σ。・゜+. 幸せになーれ♪ヽ(´▽`)ノ

 

【この記事を書いた日 2019/02/02 11:49 】

 

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