『努力』は正当な方向に向けないと無駄になる。

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すっっごい努力してるなー、ってわかる人がいるんだけど

その努力の方向、正反対だよ、とよく思う。  

 

そして大体、

その『方向違いの努力』でダッシュを三カ月ほど続けて

『やめる』という選択をする。

もったいない!  

 

努力できる根性はあるのに、方向が違うから成果が出ない。

成果が出ないから疲れてやめてしまう。

 

その人は『失敗』だとおもったことだろう。  

 

もちろん、『努力の方向を変更』して、

うまく『新しい流れ』を作った人もいる

 

ただ、その『新しい流れ』は『他人からもたらされてる』んだよね。

ソロで活動した人がコンビで活動するようになったから。  

 

多分、『一人で抜け出す』のは物凄く難しいんだろう。

 

『方向が違う』って、

息せき切って走ってるときはわからないから。  

『努力の「方向」』という理屈。

身近なので言えば小説初心者にありがちな話。  

実例1 小説初心者の過ち。

  1. 『pixiv』や『なろう』などの
    クリエイト系SNSに小説を公開していて
  2. ブクマが少ないから、
  3. 美文を書くことに神経を費やしている。

実際には『ブクマが少ない』のではなく 『閲覧者が少ない』。  

 

『閲覧者の割にはブクマは多い』状態であることがある。

なぜなら『ブクマが少ない』時点で『ブクマされている』から。  

 

本当にヘタなら、ブクマは一つもつかない。

友人以外がブクマしてくれる時点で、『ある程度うまい』んだよ。    

 

つまりは、『閲覧者の殆どは、その小説に満足している』。

でも、『人に教えるほど面白くはない』という状態。

 

まぁ『フツーの小説』なんだね。  

 

だから『ヘタではない』んだ。

 

でも『フツー』だから、『コレ読んでみて!』って

友人に教えるほどでもない。  

だから、リツイートとかしてもらえず、

『口コミ』ではブクマが増えない。  

 

小説に限らず、 大多数の初心者は『ブクマがつかない』。

だから、『ブクマがつく』時点で、

『初心者脱出』はしてるんだよ。

 

『ブクマや星をつけるだけけの「労力をとってもらえる」作品』である、という

証拠なんだから。

それは、胸を張るべき。

 

『ブクマしてもらえた! 文章は及第点なんだ!』とは

まず、誰も思わない。

 

『ブクマが少ない』と思ってしまうんだよね。

だから、『美文を書く』ことに労力を使ってしまう。

 

違うんだよ。

 

そこでやるべきは

『良い小説を書くための鍛練』ではなく

『閲覧者を増やす』努力なんだ。

 

今は、閲覧者が10人だから、2個しかブクマがつかないんだよ。

つまりは20%はブクマを貰えている、ということ。

だから、閲覧者を一万人にすれば、2000人のブクマを貰えるんだよ。

 

でも、そんなことには『気付かない』から

『文章を美しくすること』に神経を費やして

『閲覧者を増やす』ことは努力しないから

いつまでたっても、閲覧者が10人だから、ブクマ2なの。

 

 

これが『努力の方向性の違い』ということ。  

 

小説に限らず、殆どの人が勘違いしている。

『技術的に高レベルであれば必ず称賛される』。
これが間違い。

 

どんなに素晴らしいものでも

あなたの部屋にしかなくて

『それがそこに存在する』ことを知らなければ

誰にも称賛されない。

 

個人の日本人は元々この『広報』というのがヘタ。

というか『宣伝はしちゃいけない』というマインドを持っているので

世界的に見ても成功しにくい。

 

ダイソンの掃除機とか、日本人は作れる技術があったのに

なぜ、『ダイソン』が

『スタンド型掃除機の代名詞』になってしまったのか?

日本人の宣伝がヘタだったから。

それにつきる。

 

話をもどして、

『閲覧者を増やす努力』とは?

  1. SNSで宣伝する。
  2. 横断検索されやすいようにタグを研究して、実践する。
  3. そののち、
    1. 自分と似た分野の小説がどれぐらいブクをとっているのか確認して、その小説と自分の小説の差を書き出し、自分の小説の足りない部分を埋める。

  これらが、この場合の『正当な努力』

実例2 小説初心者の過ち。

小説が面白くないからブクマが増えないのに
誤字脱字をなくすことに必死になってる。

 

そういうのも、ほぼ無駄な努力なんだよね。  

 

誤字脱字がなくなったって、面白くない小説は面白くないんだよ。

誤字脱字があると『癇に触る読者』がいるだけ。

『誤字脱字がない』ことは
『面白い小説』の要因ではないんだ。
大半の読者は、誤字脱字なんて気にしてない。
こう書くと批判を受けるのを覚悟で書いてる。
 
『誤字脱字があるから読みにくい!』って人の
『声が大きい』から、目立つだけなんだ。
 
だって『誤字脱字を気にしない人』は
『そんなこと気にせず小説を書いてください』なんて
『言わない』でしょ?
 
誤字脱字を気にして文句を言う人は
『ノーイジーマイノリティ』で
誤字脱字を気にしない人は
『サイレントマジョリティ』なんだ。
 
 
もちろん『誤字脱字がない』ほうがいい。
でも、『誤字脱字が少ない』ことは
『読者の数』には比例しない。
 
 

『誤字脱字』は『ケアレスミス』であって
『テキストの興味深さ』に関係ない、と、

普通は知ってるから。

 

普通の人はケアレスミスを普通にするので

『間違うことはあるよね』とみんなわかってる。

 

特に『一人で活動しているアマチュア』が

誤字が多いことなんて、理解してる。

 

 

ブクマが増えないときにすることは

誤字脱字の完全な修正ではなく

『小説を面白くする努力』なんだ。

 

 

もう一度書くけど、

誤字脱字はない方がいい。

 

でも、研究論文ではないのだから

ソロで活動しているアマチュアが

そこに多くの時間をかける必要はない。

 

実例3 コンビニの場合。

売上が延びないからって 二月の第一週におでんの売り場を拡大する。

違うやん。

二月の第一週は、バレンタインセール!

チョコレートの売り場を拡張しないといけないんだよ。  

 

大手コンビニチェーンだと、マネージャーから指示が入るから

こういうミスはしないけど

個人小売店は季節を無視してるから売上が低い場合がある。

 

『今何が売れているか?』ではなく

『去年のこの時期は何が最大に売れたか?』で考えないといけない。    

実例3 ダイエットの場合。

『ダイエット』って実際には

『食事制限』のことだけど

日本では『痩身法』になってしまっているので

ここでも『痩せるための努力=ダイエット』として話をする。  

 

なぜダイエットをするのか?

  • 痩せたいから。

  なぜ痩せたいのか?

  • 見映えをよくしたい。
  • 肥満が原因の病気になりたくない。
  • 医者から痩せろと言われた。
  • スリムになりたい。
  • 脂肪を落としたい。
  • 筋肉をつけたい。

  いろんな理由がある。   痩せるにもいろんなやりかたがある。

  • 食事を我慢する。
  • サプリを飲む。
  • 運動をする。
  • 断食する。
  • 食事法を試す。

 

少し筋肉をつけてスリムになりたいのに

肥満のまま筋トレをしたら

脂肪が筋肉に置き換わるから、

ゴリマッチョになってしまって

『スリム』ではなくなる可能性も高い。  

 

そういうことを考えずに、 筋トレをしてしまうと

『努力した』のに

『スリムにはならない』という『結果』が出る。  

 

『努力の方向性の違い』というのは、そういうこと。

『方向』を見定めないと無駄になる。

『方向の違う努力』というのは、

大阪発で東京がゴールの長距離走なのに

沖縄に向かって走ってる。

 

そういうことなんだよ。  

 

おなじ、600キロ走ったとしても

沖縄に向かったら『ゴール』しない。  

 

努力してるよ。 600キロも走ったんだよ! 

称賛するべき走行距離だよ!

でも、『ゴールは東京』なんだ。

 

沖縄に到着したって『何も達成しない』んだよ。  

 

大阪から沖縄に向かったら、

東京にたどり着くまでには、地球を一周しないといけない。  

 

東京に向かって走ったら、600キロで到達するのに

沖縄に向かったら、5万キロmぐらい、走らないといけない。  

 

つまりは『同じ結果』を得るのに

  • 100倍以上の努力が必要。

もしくは

  • 『同じ努力の量』では成功しない。

そういうこと。

 

  『努力の方向を間違える』というのは、こういう悲劇を生む。

『違う方向』に努力しても『努力の量』は一緒。

そういう『違う方向に努力』しても

『正当な方向に努力』しても 『努力の量』は一緒なんだ。  

 

変なところに『根性を使う』と、大失敗するんだよ。

『根性』の使い方を間違っていませんか?

 

ピアノの注文をうけたのに、ヴァイオリンを納品したら

それが、ストラディヴァリウスを超える音色を出したとしても

突っ返されるよね?  

 

『ピアノ』という『ゴール』目指して走らなきゃいけないよね?

 

会社にいくためにお化粧をしているのに

ハロウィンメイクをしてはいけないよね?  

 

だから、『目的』を見定めて走り出さないといけないんだ。  

 

これを、しない人が多い。  

 

『目標』を考えずに走り出す人が多い。  

 

ダイエットをするのに『痩せるのが目標』だと考えずに始めてる人も多い。  

ダイエットをするのにも目的が必要なんですね!

そういうコメントを貰ったとき、

『なんのためにダイエットしてるんだあんたは????』って

凄い疑問が出たわww  

なんとなくダイエットするな。
  ダイエットって凄く危険なんだよ。
『体を変える』んだから。  

 

だから『なんとなくダイエットしてる人』は失敗して

もっと酷いことになってる。  

 

目的なく動き出さない!  

考えてから走り始めよう。

五分でできる努力で、五分で結果が出るなら

考えずにたくさんやればいい。  

 

でも、三か月とか、『長期努力(根性)』が必要なものを

考えずに始めるのどうか? という話なんだよ。  

 

私は『小説の書き方』というサイトを作って

相談を受けているから

『小説の書き方』について悩んでいる人をたくさん見てきた。

 

そして、解決した人から感謝の言葉もたくさんいただいた。  

 

それで多かったのはこの二つ。

  • 最初から書かなくていいんですね!
  • 途中から書いたら、するっと書き上がりました!
  • 途中で投げ出していいんですね!
  • そう思ったら、気楽に書き始められるようになりました。

 

  • 小説を『最初から書かなくてはならない』
  • 小説を『書き始めたら最後まで書き切らなければならない』

  これらの『思い込み』で、

筆が進まない人がどれだけいるだろうと思う。

 

 最初の一文が一番大事なのは事実なんだけど

それを最初に書くのは至難のワザなんだ。  

 

  1. 小説を全部書ききってから、
  2. 整えて、
  3. 一行目を書きなおす。

それは『一行目から書く』よりははるかに簡単なんだよ。

『一行目から書く』人は、沖縄に向かって走ってるんだ。  

結論をまずだそう。

こういう方程式を作ってしまおう。

Aをしたい。 なぜなら、Bになるから。  
Bになったら、何がいいの?
Bになったら、Cができるようになる。

だからまずAをしないといけない。  

でも、Cができるようになるには、他の方法は無いの?

  たとえば、『痩せたい』。

なぜなら綺麗になれるから。

綺麗になったら何がいいの?
インスタ映えしやすくなるからいいねが貰いやすくなる。

  この場合、考えてみて?
『あなたの写真が必要なの?』  

最終目標が『いいねがほしい』なら、
『あなたが痩せる必要』ってなくない?  

『インスタ映えする写真』があればいいんでしょう?

なら、

食べものでも、夜景でも、面白アイテムでもいいんじゃない?  

どう? 

 

あなたがダイエットをする必要はある?

ある?

雰囲気の良い喫茶店の写真でもよくない?  

たとえば、
『綺麗な文章を書きたい』。

なぜなら、
pixivに小説を公開して『いいね』がほしいから。

これは、実例でも書いたよね?

  • 『いいね』が貰える条件は『綺麗な文章』ですか?

そういう話。  

読者は『面白い話』が読みたいんだ。
『綺麗な文章』が読みたいなら、
プロの小説を読んでるんだよ。

プロが書かないような、

『自分に刺さる小説』を読みたいから

アマチュアの小説を読んでるんだ。  

 

こういうことが分からない時点で

小説を書くことに対してはド素人なんだから

プロに勝てるわけは無いの。  

 

プロの美文に勝てるわけはないんだよ。

だから『美文』でプロと争ったって、負けるんだよ。  

 

『美文』でプロに勝ったとしても

『小説として面白い』ものでなければ

読んでは貰えないの。  

  • この話は誰にとって面白いか?
  • キャラクターは魅力的か?
  • そもそも、ネタは面白いのか?

  そっちのほうを考えないといけない。  

 

あくまでこれは 『評価がほしいとき』の話で

『美しい文章を書きたい』のが目的なら

そのままやればいい。  

 

『評価がほしい』のに アマチュア作家が美文を目指すのは、

『目的が違う』という話。  

 

同じレベルの作家が二人いて

  • 一人が誤字脱字がひどい。
  • 一人が美文。

こういう場合は、美文のほうがもちろんヒットする。  

でも、『同じレベル』なんてものは

物理的にほぼ存在しない。  

 

『書く人の数』だけレベルが存在するし

『小説のレベルが高い』からって万人受けするわけでもない。  

  • 『小説が上手』
  • 『文章が上手』
  • 『「その読者」にとって面白い』

これらは、まったく違うものなんだ。  

 

一番大事なのは

その「その読者」に、

『あなたにとって面白い小説はここにありますよ』と

広報できているか?

 

これなんだ。  

 

文章のウマイヘタって、本当に関係ないから。

 

文章がヘタでも『伝わるレベル』なら

ネタが面白い方がヒットするんだよ。

 

でも『美文でないと!』と考えている人は

『文章がヘタクソなのになんで売れるのよ!

 運がいいっていいね!』

そんなことを言い出すの。

 

良いのは『運』ではなく『ネタ』なんだけど

そこには気付けないんだよね。

 

だって『美文なら売れる』と思ってるから。

 

 

数学の問題集ぐらいの文章が書ければ、

あとは『ネタ』なんだよ。  

 

スカウトされてプロデビューした私が言うんだから間違いない。  

 

商業誌になった本の文章、

三年経って読んだら赤面モノだからww

マジで。  

よくこんな文章でプロとかいえたな、って思う。

でも、その文章でスカウトされたんだよ。  

つまりは、プロになる条件は『美文』ではないんだ。

 

私はこの一生でずっと

『読む人を選ぶ小説』って言われ続けてるけど

スカウトされてプロになったんだよ。

 

運がよかった。

それはないとは言えないけど

『運』で全部を片づけると『努力』がないがしろにされる。

 

私は、一冊だけ作った本でスカウトされたわけじゃない。

毎月一冊のペースで、200ページの本を出して

即売会のテーブルは一本使って、60種類の本を常に並べて

その半分以上が強烈な絵柄のフルカラー表紙。

 

『前を歩く人の足を止める表紙、スペース』

それを念頭に、設営してたんだよ。

 

そういう『努力』があるのに

『運がいいね』って言われると、ムカッとは来るw

 

 

とにかく、

プロを続けるためには美文が必要かもしれないけど。  

 

『美文』って、『小説の面白さ』にはあまり問題にならない。  

そういう事実を無視して、沖縄に走っても、

努力が空回りして疲れるだけ。

 

『実る』とわかることにだけ努力を使おう。

 

まとめ。

この方程式を、あなたのしたいことに当てはめてみて。

Aをしたい。
なぜなら、Bになるから。  

Bになったら、何がいいの?
Bになったら、Cができるようになる。

だからまずAをしないといけない。  

Cができるようになるには、他の方法は無いの?

三段階先まで考えたら、別の視点が見えてくるから。  

 

そこまで考えられない?

だから成功しないんだよ。  

 

あなたは、ちゃんと先を見よう。  

今すぐできなくても問題ない。  

『初心者』はできなくて当然なんだから。
『初心者』はできなくて当然なんだから。
『初心者』はできなくて当然なんだから。
『初心者』はできなくて当然なんだから。
 

  最初の二、三回ができなくてもあきらめないで。

 

最初に期限を決めておくといいね。

『三回やってだめならあきらめる』

 

三回もやって、面白いと思わないなら、それはあってないからやめた方がいい。

三回で結果は出ないけど、

『あなたが面白いと思うかどうか』は一回でわかるよね?

それを三回繰り返して、面白いと思わないなら、やめる。

 

そして『すること自体が面白い』なら、『評価は関係ない』でしょう?

 

 

『経験値』はちゃんと積み上がってる。  

 

せめて

三か月ぐらい、結果があとになることを始めるなら、

この方程式を使って考えると、

『ズレ』がなくなる可能性が高い。  

 

 

 

私の、あなたの、楽しい明日のために。  

 

【この記事を書いた日 2021/04/03 19:56 】  

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