【言葉の定義】『簡単』という簡単さについて。

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『言葉』というのは『武器』になる。

 

包丁は料理もできるけど人も殺せる。

言葉も、人を励ますこともできるし、自殺に追いやることもできる。

 

言葉は『定義』して使わないといけない。

『私の「ちょっと」』と『あなたの「ちょっと」』は違う。

『私の「近所」』と『あなたの「近所」』は違う。

 

『普通』の近所は『スーパーに行く』距離。

でも歩いていくなら、一キロ位。

車で行くなら10キロぐらい。

『近所』の感覚というのは変わる。

 

私は駅まで一キロ歩くから『一キロは近い』けど

うちの家に来た人に『バス停まで数百メートルあった!遠い!』ってめっちゃ非難された。

『近い』も人によって変わる。

 

私の母はよく『普通は~』と言うけど

『母の普通』は間違いなく『私とは違う』。

それを『私は知ってる』けど『母は気にしない』。

 

気にしない人に気にしてもらうことは無理なので

私が『母の普通』を把握する必要がある。

私「あと何分で食事できる?」

母「今何時?」

私「11時半」

母「12時」

食事ができるのははやくても、12時半。

 

母は必ず『見積もり』を甘く出す。

 

その上で『あと何分で』というのが理解できないらしい。

『現在時間』がわからないと『時間が出せない』。

 

『今やってる作業があと何分で終わるのか?』だから

『今の時間は関係ないやろ』といつも思うけど

母の脳味噌はそういう仕組みになってる。

 

ここ十年の間

『あと何分で終わる?』という質問には

『今何時?』が返ってくる。

そして、甘い見積もりも降ってくる。

 

 

10時に出発、というと、母は10時に準備を始める。

だからうちの家では、一時間早く時間を見積もってる。

 

『母の普通』はいまだによくわからない。

 

だから『他人の普通』なんて『わかるわけがない』という前提がある。

 

なので、『普通』とか言う人には

『その「普通」』を明確にするべく質問責めにするww

 

相手には大層イヤな行為だろう。

『普通』って言う人は『自分の普通』が普通だから

大体説明できない。

 

だが『他人の『普通』』なんて言う言葉で動いたら

痛い目にあうのは私なんだ。

 

結論として『普通』なんて言う人は、母以外、私の周りにはいない。

 

簡単なことなんだよ。

『数字で言う』ってだけなんだ。

 

母「でかけるよー」

私(突然なんで?)「いつ?」

母「二時ごろ」

私「今、二時二分なんだけど、いつ出るの?」

こういうことが頻繁に発生してた。

 

 

うちの父は、時間を24時間制で言う。

これは『午前』を言うときに悶着が起きるぞ、と思ってたらおきた。

 

父「八時出発な」

母「夜の?」

父「俺が時間を言うときは、24時間制」

母「そんなんしらんわ!」

そりゃそうだ。

 

マイルールを押しつけられても困る。

 

言葉は『共通認識』がないと使い物にならない。

日本語を使っているのに、外国語同士でしゃべっているような

『意味の通じなさ』が発生する。

 

これが一番多いと思うのが『簡単』ということば。

『簡単』とは?

『簡単』という言葉は、日本語の中でも非常に面倒臭い言葉。

 

とりあえず、英語と比較すると

  • イージー
    • 難易度が低い。
  • シンプル。
    • 単純。

この二つが出てくる。

 

このどちらをも『簡単』という人は多い。

 

もう一つの問題として

『自分がするには簡単』という問題。

 

だから「『他人がすると難しい』場合がある」と「想定しない人」が多い。

 

「こんなこんな簡単なことがなんでできないの!」

ってよく聞く言葉だけど

それは『その人にとって簡単ではないからできない』のであって

そんなことを言う人は、頭がおかしい、ってことが言える。

 

『頭がおかしい』というのも色々な意味がある。

  • 気質的に一般人と違う。
  • 精神的に一般人とちがう
  • 病的に一般人と違う。
  • 自分が普通だと思ってるけど一般人の普通とは違う。
  • 『他人は自分とは違う』ということが理解できない。
  • など。

 

『一般人』という言葉も定義が色々ある。

  1. 特別の地位・身分を有しない人。また、あることに特別の関係がない人。普通人。

それが大体の『一般人』の答え。

 

でも『料理が凄くおいしい人』って『一般人』か?

『別な身分を有しない』って点では『一般』だけど『普通』か?

 

では『普通』とは?

『普通』の定義とは?

数字で表すのに好都合なのは『偏差値』。

偏差値について | 受験情報 | 個別教室のアップル /宮城県仙台市

一般的には50前後なら普通程度、60より高ければ良く、40を下回っていれば悪い

偏差値の最高は100?最低は0?マイナス?東大生が偏差値について徹底解説! | 東大BKK(勉強計画研究)サークル

偏差値 普通 % - Google 検索

平均を50とし、25~75の数字であらわされます。 自分の学力が全体でどの程度の水準にあるかと言うことを見る基準とされています。 自分が平均点と同じ得点をとった場合、偏差値は50です。 一般的には50前後なら普通程度、60より高ければ良く、40を下回っていれば悪いと言われています。

偏差値とは、25~75の数値。

つまりは『偏差値の範囲は50』。

 

その中で、『40~60』が普通。

つまりは、『普通の数値』は『偏差値の数値で20の範囲』。

偏差値の範囲は、100に対しては50%なので

『全体の40%』が『偏差値の普通』となる。

 

つまりは『60%は普通ではない』ということになる。

  • 全体の30%が『普通より頭が良い』
  • 全体の40%が『普通』。
  • 全体の30%が『普通より頭が悪い』

 

『普通』って範囲せまいよね。

 

『普通』=『一般的』、ならば。

  • 『全体の4割が思うこと』が『普通』。
  • 『人類の4割りがすること』が『普通』。
  • 『人類の4割の生活水準』が『一般的』。

 

『普通』というのは『四割』に該当すること。
『普通に入らない』『六割』は『異常』と見なされる。

ね?

『普通』って、案外『範囲が狭い』んですよ。

 

『普通はこうでしょ』って言うけど、

六割の人はそうしないんです。

 

ここで話をもどしましょう。

 

『簡単』という言葉について。

 

『簡単』を説明するのは簡単ではない。

前述したように、『簡単』という言葉の定義としては

  • 普通は難易度が低い。
  • 単純。
  • 自分にとって難易度が低い。←new!

 

 

  • 普通は難易度が低い。
    • 人類の40%の人にとって。
  • 自分にとって難易度が低い。
    • 人類75億分の1の確率。

 

これだけ『簡単』って『違う』んですよ。

日本人が大好きな『日記を書く』という行為。

『今日あったことを日本語で書くだけ』

シンプルでイージーで、とても簡単。

でも、できない人にとっては

これほど難易度の高いものは無い。

 

『普通は結婚する』という言葉も

『結婚できない人』にとっては非常にハードルが高い。

 

でも、『普通は結婚する』から『結婚してない』と『異常』だと見られる。

それは今も変わってない。

 

 

人口に対する既婚者の割合 - Google 検索

年齢別に見てみると20代後半は、女性は未婚率が61.3%、有配偶率が36.3%で、3人に1人程度が結婚している様子がわかります。 一方男性は未婚率が72.7%、有配偶率が26.3%で結婚している人は4人に1人程度となり女性に比べ少し出足は遅めです。

平成27年国勢調査 抽出速報集計結果 結果の概要

『配偶関係』でいうと

全体の未婚率は、男性30%、女性20%。なので

やはり、まだ『結婚してるのが普通』となってる。

 

20代だと、『結婚していないのが普通』という確率になってるから

20代以下の間は『結婚してなくても普通』でありえる。

 

『客観性』から『簡単』を見る。

  • 普通は難易度が低い。
    • 客観性がある。
  • 単純。
    • 客観性がある。
  • 自分にとって難易度が低い。
    • 客観性がない。
    • 完全に主観的。

 

『完全に主観的』なことを『普通』と言われたって困るんだよ。

でも、そういう人、多いよね。

 

 

『簡単』からなにを思うのか?

母が、普通だ簡単だ、というからこんな記事を作ってしまったけど

書いていて思った。

 

これを『人付き合いに応用するなら?』と。

 

『簡単』な人付き合いをするためには?

『人脈を作るため』には?

『人脈』形成のためには『自分にとって難易度の低いこと』で

『普通から見たら難易度が高い』人と付き合うのがいい。

 

つまりは『業界人と付き合う』ということ。

どの業界でもいい。

 

これは、『Dラボ』のDAIGO君の動画でも言ってた。

『異業種』と付き合うと、楽に人脈を作れる。

なぜなら、『日々のつきあいをしなくていい』から。

 

同業種との『つきあい』は結局

『仕事の愚痴』になりやすい。

 

あなたは愚痴を言いたくなくても相手は愚痴を言いたいかもしれない。

同業種で知り合いというと『毎日あう可能性』がけっこう高い。

すると、どれだけ『意識高い人』でも愚痴は出てくる。

 

『同業種』で『人脈』を作ると

『些事が多くなる』。

  • 愚痴を言い合ったり、
  • 何も進展しないのに顔を突き合わせる時間が増えたり。
  • 面倒臭いと思っても断れなかったり

 

 

でも『異業種』だと、まず『あう時間が無い』。

そして『あうとき』は数か月に一回とかになる。

その時に『愚痴を言うか?』という話。

 

  • この話、あいつならどう考えるだろう?
  • これ、あいつの業界でどういう扱いなんだろう?

こんな感じで

異業種とのつきあいは『情報交換』がメインになる。

 

  • 普段あわない。
  • 愚痴を言う時間はない。
  • 家族とか友達づきあいの話もしない。
  • でも、互いに有用な情報を共有するから会えるときには会いたい。
  • 仕事は一緒にしないから、作業場のわだかまりも無い。

つまりは、『手間なく人脈が継続できる』。

それが『異業種とのつきあい』。

 

それも、『自分にとって難易度が低いけど、普通から見たら難易度が高い人』

こういう人は『人脈を広げたい』なら付き合っておいた方がいい。

 

しかも、『人脈を維持する時間』は『最低限』済む。

なんて楽ちんな人脈形成術!

 

逆に言うと

『自分には簡単だけど、他人からみたらレベル高い技術』を

持っておかないといけないけど、これって結構簡単。

 

年輩の人に対しては『SNSの使い方』なら

若い人は大体上に立てる。

 

料理が得意なら『冷蔵庫にあるもので五分で作れる料理』が

すぐに浮かぶ人も『技術は高い』んだよ。

 

『SNSが使える』なんて、わかい人にとっては

『チョー簡単なこと』だよね?

でも、それがアドバンテージになる場面ってのはあるんだよ。

 

『料理が得意な人』『片づけが得意な人』も一緒。

 

別に『テレビに出るほどの実力者』である必要はないんだ。

『ターゲットより巧い』だけでいいんだから。

 

 

うちの母もそうだけど『上手』というのを

『絶対評価』で考えるんだよね。

 

『誰が見ても上手(じょうず)』なのしか『上手だと認めない』んだよ。

 

『これぐらいできる人はたくさんいる』と思ってると

『それが高等技術』だとしても『自分を巧い』と思わないんだよね。

 

『レベル』は『絶対評価(客観)』だけど

『上手』は『相対評価(主観)』なんだよ。

 

『相手より上手くできる』なら『上手』なんだ。

 

私が過去に、ちょっとしたことで上級者になった実話。

『冬は肌荒れする』という男性に

「お風呂上がりに、洗面器にお湯を少しいれて、

ベビーオイルか蜂蜜を少し混ぜたものををかぶると、

肌荒れがおさまるかもしれませんよ」って言ったのね。

次にあったときに

「君の、あの、ベビーオイル! 本当に肌荒れが治ったよ!」

って、凄いなつかれたww

『誰に頼んでも同じ仕事』なら

こういうことだけでも

『心に響いた人』に出すやん?

 

そういう『ちょっとした人脈』なら、

こういうので十分なんだよ。

 

私にとっては、100円もらうのも

気が引けるような状況だけど

相手にとっては『無料』で『何十年の悩みが晴れた』んだから

『誰でもいい仕事ならあの子に任せて得してもらおう』ってなるわけ。

 

 

こんな『ちょっとしたこと』でいいんだよ。

それでも『相手より上級者』と思われる。

 

こういう『「ミニ」レベル上級者』ってことは誰でもあるんだ。

 

男性は案外、肌荒れに悩んでるから、

女子はすぐさま『上級者』になれるよ。

 

「父がこのひげそり使って凄い快適になったって言ってましたよ」

とか、そんなレベルの情報でも、助かる人にとってはありがたいんだよ。

 

 

『自分が教えるなんてできない』という『固定観念』が

『簡単なこと』を遠ざけてるんだ。

 

『簡単』を結婚に使うためには?

『こんな簡単なこともできないの!』ってことが

簡単にできる人と一緒になるのがいい。

 

これも、二種類いると思う。

「こんなこと知ってるのすごーいっ!」で

『相手を尊敬できる』人。

 

「こんなこと知らないの? バカじゃない?」って

『相手をさげすむ』人。

 

『すごーいっ!』で尊敬できるなら

『凄い部分がある人』を選んでもいいだろうけど

結局『尊敬』が続くかどうかって話になる。

 

『こんな簡単なこともできないの?』で『幻滅』する可能性は高い。

 

『できること』って『わからない』んだよ。

 

たとえば

あなたが『掃除ができない』とする。

すると『できる人を凄い!』と思うけど

『できない人』に対して『何も思わない』よね?

『自分と一緒』だから、『普通』だよね。

 

あなたが『掃除ができる人』と結婚したら

『掃除なんて簡単なことができないの!』って言われるわけ。

なら、『掃除ができない人』と結婚した方が

『精神安定』はいいんだよ。

 

部屋は汚くなるけど。

汚いことにはなれてるから『なんとも思わない』でしょ?

 

 

『あなたが簡単だと思うことをできる人』と結婚する方が

あなたの精神安定はかなり高く維持できる。

『さげすむ隙がなくなる』から。

 

これは『ダメンズ』とか『悪い女』を好きな人には通用しないけど

そういうのは『普通』には入らない筈。

 

『尊敬』で結婚するとツライ。

 

『好きなことが一緒』なので付き合えるのは

彼氏彼女まで。

 

結婚するなら『嫌いなものが一緒』でないとつらい。

納豆嫌いな人が納豆好きな人と結婚すると一生ツライ。

 

お互いに納豆が嫌いなら、納豆は食卓に出ないから、

それで喧嘩がおこることは未来永劫無い。

これだけでも『不和の原因』が一つ減る。

 

ただ『嫌いなこと』って分かりにくい。

旦那さんは毛布にカバーをかけるけど

奥さんはかけない。

そう言う場合、旦那さんが奥さんを

不潔だの、信じられないだのと罵倒しまくって

奥さんがツライ、って話をどこかで読んだ。

 

『清潔』に関するレベルは同じでないとキツイ。

 

ウチでも、母が掃除してくれないから

台所の壁を私が拭いてる。

拭くのはいいんだけど

『拭くことを考えないレイアウト』にされるとイラッとする。

 

コンロのそばに炊飯器があって、蓋が油でどろどろとか

なんでイヤだと思わないんだろう? とか

『あの母だから仕方ない』としか私は思わないけど

『結婚相手がそれ』だとキツくない? って話。

 

 

ただ『罵倒しまくる』ってのは、結局は

DVの兆候だから、別かれた方がいいとも言える。

 

私みたいに、気に入らないことがあると

ガーッと文句を言うような人間とは結婚してはいけないと思うw

永遠にSAN値が削れ続ける。

 

 

とにかく『嫌いが一緒』の方が、精神被害は少ない。

百足嫌いな人が、百足好きの人と結婚するのは、凄く大変だと思うの。

 

 

離婚以外に離れるすべがない『結婚』では

精神被害が少ない方の人を伴侶にした方がいい。

 

ただ、片方が『できた人』であるなら、この限りではないw

 

うちは父が『できた人』というか『平和主義者』なので

母と争わなくて済んでるけど

今後はまだわからない。

 

まとめ。

『簡単』とは『簡単な言葉』ではない。

 

『お互いの「簡単」』が『違う』ことで

やたらめったら問題が起きる言葉なので

本当に注意して使おう。

 

『自分にとっては簡単だから』って

『ハウツーも教えずに』いるから

「なんでこんな簡単なことができないの!」って怒鳴るから

部下が長続きしない

とか、良く聞く話。

 

 

【この記事を書いた日 2021/07/28 11:20 】

 

 

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