タスク管理における『ボトルネック』とは?

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日記 タスク管理における『ボトルネック』とは?

私が作業が進まない理由の一つに

『検証を後回しにしてた』ってのがある。
 

3Dとか、サイト作成とかって

『この機能があるのは知ってるけど、どう作用する?』

ってのが『理解』できてないと

進めないのね。

 

それが『ボトルネック』になる。

 

プロジェクトに記載されていないボトルネック。

『ボトルネックが「できる前提」』で想定が詰み上がっていくんだけど

その『検証』ができてないから、それらが全部ストップするの。

 

 

『ボトルネック』ってのが、コレ。

  1. ボトルの幅は五㎝あるけど、
  2. ボトルの口(出口)は一㎝しかないから
  3. 一㎝分しかでない。

 

ここを五㎝にしたら、五㎝分ドーッと出るよね?

 

そういう

  • プロジェクトを
  • 止めてる
  • 遅延させてる
  • 着手する気にさせない
  • 部分を

『ボトルネック』って言うのね。

 

 

『プロジェクト』には

『ボトルネック』は書いてないこともある。

『それができる前提』だから。

 

だから、『なんでこのプロジェクト進まないの?』だけ考えてると

本当に、いつまでたっても着手できない。

 

 

例題)料理でのボトルネック。

 

たとえば、ケーキを作るときに

  1. やりかたをリストアップして
  2. 材料も買ってるのに、
  3. なんか、作れない。
  4. 他のを作ってしまう。

 

って時。

 

実は、

  • 『メレンゲを作る』のがめんどうくさくて
  • ハンドミキサーがほしい

と思ってて、

  1. ハンドミキサーを買ってないのに
  2. メレンゲが必要なケーキを作ろうとしてる。

 

とか

  1. メレンゲを作りたくないから
  2. 材料を揃えても作らないのね。

 

でも、レシピには『ハンドミキサー』とは書いてないから

『なんで作れないのかわからない』状態が続くんだよ。

 

この場合は『ハンドミキサーを買う』ことが『ボトルネック』。

 

 

例題)私の場合は、3Dで

『最後の詰め』をするだけで、

このプロジェクトが完了するのに、

なんでできないのかと考えてたら

 

  1. そのプロジェクトの最終段階で
  2. パソコン(Windows7)が壊れた。
  3. 新しいWin10のに買い換えた。
  4. データ引っ越しの失敗で、プロジェクトデータが消えたw
  5. 50万円のソフトが、Win10では動かなかったw
  6. データの復活はできたけど
  7. 50万円のツールを買い直すかどうか
  8. 悩んでる打ちに、放置。
  9. 二年経った。

 

こういう状態。

 

『50万円のツールを買い直すかどうか』がボトルネック。

 

そして、『それを使わなくてもできる方法』はあるけど

『最初の想定とはレベルが下がる』のね。

 

レベルが下がっても、悲しむのは私だけで

絶対、仕上がりには関係ない、

ってわかってるのに

『最初の想定』をしたい。

でも、それには50万円のツールがいる。

ってところで、止まってたの。

 

 

これで言うと、

『ツールがあるのが前提』でプロジェクトはできてるから

『ツールを買い直すかどうか』ってのは

『プロジェクト想定』には入ってないんだよね。

 

でも、ツールがないとできないなら

プロジェクト進まないの当然だよね?

 

 

そういう『見えないボトルネック』でつまってたんだ。

 

で、見えたからって

『また50万円払うの?』ってところで詰まってる。←今ここ。

 

一度50万円払って、あとは二年に一度、5万円ぐらいのバージョンアップ

なら、付き合う気はあったけど

もう一度50万円?

って言われるとちがうやん?

 

しかも、クラウドソフトになっちゃったから

今は『毎年10万円』のソフトなんだよ。

 

昔は、50万円払った上で

更新料が10万円かかってたから、

安くはなったんだ。

 

安くはなったんだけど

今、3Dから離れてるから、

その『年間10万円』を使い切れるかどうかと思うと

腰が引けてる。

 

 

例題)子供でいえば。

  • 滑り台、楽しいのはわかってるけど、高所恐怖症。
  • プール、楽しいのはわかってるけど、水が怖い。

 

こういうのは、どんなに

  • 「滑り台楽しいよ♪」
  • 「プール面白いよ♪」

って誘っても無理なんだ。

 

  • 滑り台がいや、
  • プールがいや

なのではなくて

 

  • 高いところが怖い。
  • 水が怖い

 

なんだから。

 

 

大人の想定は、

滑り台の楽しさを教えて上げたい

 

だとしても

高いところに登るのが怖い子にとっては

滑り台なんて、楽しくないんだよね。

 

そしたら、その子は他のことをしだす。

 

大人は、滑り台で遊んでる子と、

その子を見なきゃならなくなるから大変。

 

できたらその子にも、

滑り台で遊んでほしい。

滑り台だけ見てれば監視ができるから。

 

そんな場合は

「みんなと一緒に並んでみようか?」から誘うw

「怖かったら下りたらいいから」って

その列に並ばせて滑り台に上げてしまう。

 

まぁ、ここから先は別の話題なので書かないけど。

 

『ボトルネック』ってことが『ある』っていうのを

『知ってる』と『知らない』だと

問題解決能力が大きく変わってくる。

 

 

 

例題)会社のコピーで。

この子にコピー頼んだら、いつも遅いなぁ。

でも、ヒマそうなのこの子しかいないし

この子に頼むしかないんだよな

 

とか思ってる場合。

 

実は、コピー用紙とか、トナーとかがよく切れてて

その子が探して付け替えてるとか

他の部署から借りてきてるとか

 

そうなると、悪いのはその子じゃなく

コピーを管理している人、ってことになる。

 

これも『コピー作業』に対するボトルネック。

『その子が悪い』のではなく

『備品管理の問題』。

 

『トナーや用紙を切らした人が追加する』ことを

徹底すればなくなる話。

 

『その子』にコピー機のメンテナンスを頼めばいい。

その子の都合の良いところに、トナーとか用紙をおけばいい。

 

こういうボトルネックで

あらゆる作業がちょっとずつ遅くなることは多い。

 

 

例題)赤ペンが数本ある。

微妙に事務仕事が面倒、と思うことの理由の一つに

『同じものが複数ある』から『毎回選択しなきゃならない』

ってことがある

 

筆立てには、

『同じ種類のペン』を『一本ずつ』にすることで

これは防げる。

 

どれも同じ太さの

  • 黒ボールペンが10ポン。
  • 赤ボールペンが五本。
  • 赤マーキーが二本。

 

こんなのがゴロゴロしてる事務机の引き出しって

よくあるよね?

 

これで、17本が、引き出し開けるたびに

ジャラッ、ってなるわけ

 

毎回『17本の中から一本を選択する』という『作業』があるのね。

 

『選択』ってのは多ければ多いほど

『自由度が増す』んじゃないんだよ。

 

『選択肢が多い』と『選択が困難になる』の。

 

 

 

必要なのは、

  • 黒ボールペン一本
  • 赤ボールペン一本
  • 赤マーキー一本

だよね?

 

他のは『備品』として

輪ゴムでくくって引き出しの奥に置いておけばいいんだよ。

 

そしたら、常に『三本の中から一本を選択する』だけで済むんだ。

 

 

普通の人は『三択より多いと無視する』んだよ。

 

「中華、炒めし、スシ、どれにする?」は

「中華がいい」とかいえるけど

 

「四川、広東、イタメシ、スシ、カレー、フランス料理、キッシュ、

 親子丼、天ぷら、鰻重、しゃぶしゃぶ、どれがいい?」

とか言われたら、黙るw

 

これとは逆にたんに

「お昼ご飯何がいい?」

っていう『まる投げ』も『選択肢が多すぎる』のと一緒で

選択できないことが多い。

 

 

「いつも選択肢を君にあげてるのに、何も言わないよね」

とかいう事態になるんだ。

 

『必要なことの選択肢』は『少ない方がいい』んだよ。

 

 

引き出しを開けたときに、17本がザラッと出てくるのは

『選択が困難』という状況が毎回あるので

脳に負荷をかけてるの。

 

『どのペンを使うか』なんてのは『どうでもいいこと』なんだから

そう言うことは脳の負荷を下げないと、

大事なことに脳のリソースを使えないのね。

 

こういうのも事務作業の『ボトルネック』なんだ。

引き出しを開けるたびに、気力がそがれていくんだよ。

 

こんなことで、気力ってそがれるんだよ。

 

 

こまかいことなんだよ。

だって、人間なんだから。

 

 

例題)山登りでのボトルネック。

10人のグループで山登りをしました。

 

とっとと歩ける人がとっとと歩いて、

列は長くなってます。

 

でも、『グループの山登り』なんだから

10人全員が登頂して下山しないと

『終わり』ではないよね?

 

それなら、『一番歩くのが遅い人』をトップにすると

列が伸びないんだよ。

 

『一番歩くのが遅い人』がボトルネック。

この人に合わせて進めないといけない。

 

リーダーは、この『遅い人』に合わせて歩かないといけない。

だって、一番事故を起こしやすいのはこの人だから。

 

そして、歩くのが早い人がとっとと行ってしまうと

リーダーの管理下を離れて危ないことになる可能性が高い。

運動能力高い人だから、登頂でバカをやる確率も高いw

 

リーダーが一番遅い人と上がってきたら、

その人は反対側に遊びで降りてしまって滑落してるかもしれない。

 

 

だから、『グループをまとめて登山させる』なら、

遅い人をトップにしないといけないの。

 

早い人にはストレスになる。

でも、それが一番『安全』なんだよ。

 

次はだから、早い人はグループを抜けるかもしれない。

でも、『遅い人』が仲間を連れてきて

『初心者向けののんびりした登山グループ』になれば

それはそれでいいよね?

 

 

例題)時間がないなー。

あれもやりたい、これもやりたい、けど時間がない。

 

そう言う場合、

『時間を作ろう』としてることが多い。

 

それは『時間を作るというプロジェクト』なんだけど

人間には、『時間を作る』ということは、できないw

 

できるのは『時間を空ける』ということ。

『今していることをナニカやめる』ということ。

 

 

  1. 今、時間が足りないのに
  2. 忌ましていることを何一つやめずに
  3. もう一つ、することを増やそう
  4. ってのは無理なの。

 

 

これは『時間は有限だ』ということが『納得できていない』という

ボトルネック。

 

 

一日は24時間あるんじゃないんだよ。

 

  1. 寝て
  2. 会社に行って、
  3. 会社のための準備をして
  4. 通勤時間があって
  5. お風呂、食事とかの用意があって
  6. それ以外の時間が

『あなたの自由時間』なんだよ。

 

一日八時間会社にいるなら、

通勤時間と休憩合わせて11時間。

これに睡眠時間八時間を合わせると、19時間。

お風呂とか、食事とかで二時間。21時間。

 

この場合、あなたの自由時間は3時間。

 

『一日24時間』と思っていると

『あと三日でやらなきゃ』ってときに『72時間ある』と錯覚する。

 

違うんだよ

三日でやらないといけないなら、9時間しかないんだよ。

 

ここの『考え方の錯誤』がボトルネック。

 

三時間って、ドラマ三つみたら終わるんだよ。

Twitter眺めてたら30分ぐらいすぐだよね?

 

漫画一冊読むのに何時間?

文庫本一冊読むのに何時間?

 

そういう『時間の把握』をしてないと

『どれをやめて良い』のかもわからないよね?

 

『新しいことをする』のなら

『古いことをなにかやめる』ことが必要なんだ。

 

そして、『ナニカやめる』ためには

『どれをやめたら良い』のかの『指標』が必要なんだよ。

 

でも、大体の人は『時間管理』なんてしてないから

なにに何分かかってるのか、全然気付いてない。

 

気付かないから、計算できなくて

『何をやめて良いのかわからない』からやめられないから

新しいことができない。

 

自己啓発したいのに、なんでいつも後回しにしちゃうの!私のバカ!

と自己嫌悪だけが重なってメンタルやられる。

 

 

『やりたいこと』だけを見てると

『やめなきゃいけないこと』って『見えない』よね?

 

つまりは『想定外の所にボトルネックがある』という

代表的な状態になる。

 

 

 

セミナー来てる人もみんな言ってる。

「時間がない」

「時間があったらできるのに」

って。

 

それは、負け犬の遠吠えともいえるけど

本当に、時間があればやる人もいるんだ。

 

そういう場合は、

『時間ができたら』じゃなく

『何をやめたらこれができる?』と考えないといけない。

 

つまりは『考え方の転換』が必要になる。

 

 

 

ボトルネックを見つけることが先。

なんか、このプロジェクト、着手できないな

と思ったら

こういう『ボトルネック』が『想定外の所』にあることが多い。

 

 

大きなことから改善していくのが

『改善プロジェクトの王道』ではあるけれど

まずは『引き出しの中』から改善していくと

『他の改善』も『目につきやすく』なる。

 

『大きな改善』は達成も困難だけど

『9本のボールペンを輪ゴムでくくって

 引き出しの奥に置く』なんて

今すぐできるよね。

 

そういう『すぐできること』を10回ぐらい繰り返すと

する前よりはるかに『ラク』だということが実感できる

 

実感したら『もっとしたい!』ってなる。

 

実感しなかったら『したほうがいいんだけど、面倒』で止まっちゃうのね。

 

『実感する』から『やる気になる』んだよ。

 

 

まとめ。

ボトルネックを上手に使って、

ストレスをなくしていこう!

 

【この記事を書いた日 2019/03/29 10:43 】

 

 

 

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