【GTD】『タスク』とは?『プロジェクト』とは?

GTD~タスク管理、時間管理
この記事は約29分で読めます。

GTDを始めるにあたって、まずひっかかるのがこのワード。

『タスク』『プロジェクト』という、

聞き慣れているのに、実際には意味がわからないキーワードw

 

GTDの大前提。

GTDの語句

すること=タスク

なぜいちいちタスクと読み替えなきゃいけないの?

それは、『言い方』を一本化するためです。

  • 掃除する。
  • 掃除したい。
  • 掃除どうする?

 

掃除一つ取っても『言い方』っていろいろありますよね。

この『ぶれ』が『実行力』をそぐんです。

 

だから『掃除のタスク』と『言い方を一本化』する。

 

盲導犬への命令が英語なのと同じ理由。
  • お座り
  • 座れ
  • 座って

とか違う言葉で言われると犬が困るから

  • シットダウンッ!
人間側が、『命令の言葉』を『一本化する』。

かっこいいから英語、ではなく

『他の言い方がない言語』だから英語を使う、わけです。

 

 

GTDでは『すること=タスク』。

大丈夫ですね!

 

プロジェクト複数のタスク

『プロジェクト』というと

橋を作るとか、ビルを建てるとか、

そんな『巨大なスケジュール』を思い付く人が多いでしょう。

 

でも、小さなものも全部『プロジェクト』なんです。

『タスクの集まり』が『プロジェクト』なんです。

 

下記はそれぞれがタスク。

  • 本を収納する。
  • 服をハンガーに掛ける。
  • 掃除機をかける。
  • 掃除をする ← プロジェクト
    • 床のものを棚に収納する。 ← タスク
    • 服を洗濯籠にいれる。 ← タスク
    • はたきをかける。 ← タスク
    • 掃除機をかける。 ← タスク
    • 窓を拭く。 ← タスク

これを見ただけで、『なぜ掃除ができなかったのか!』と気付くあなたはエライ!

この『プロジェクト=複数タスク』という考え方がないと

『プロジェクト』を『タスク』だと考えてしまうんですね。

 

こんなにタスクがいっぱいあるのに

『プロジェクト』で考えてたら、

いつまでたってもタスクは完了しないんです。

 

『掃除をする』という『プロジェクト』だと

  • 掃除をする ← プロジェクト
    • 床のものを棚に収納する。 ← タスク
    • 服を洗濯籠にいれる。 ← タスク
    • はたきをかける。 ← タスク
    • 掃除機をかける。 ← タスク
    • 窓を拭く。 ← タスク

↑『床のものを収納』~『窓を拭く』まで終わらないと『掃除する』が終わらないんですね。

ちょっとちらかってると、一時間ぐらいかかりませんか?

 

『一時間かかる』と思うと、『時間を空けられない』ですよね?

 

これって、一気にすればそりゃいいですけど

途中でやめてもいいですよね?

  • 掃除をする ← プロジェクト
    • 床のものを棚に収納する。 ← 月曜日
    • 服を洗濯籠にいれる。 ← 火曜日
    • はたきをかける。 ← 水曜日
    • 掃除機をかける。 ← 木曜日
    • 窓を拭く。 ← 金曜日

こうしたら、一つ五分ぐらいで終わりませんか?

 

つまりは、25分ぐらいでできるんです。

でも、『掃除をする』でいっきにすると、

疲れるのと飽きるとで

だらだらやってしまって一時間かかるんですね。

 

『タスク』と『プロジェクト』の落とし穴。

『タスク』と『プロジェクト』はわかった!

なら、『掃除プロジェクト』はこうしたらいいんだ!

 

  • 掃除をする。
    • 床のものを棚に収納する。
    • 棚の上を綺麗にする。
    • 棚の中を整理整頓する。
    • ベッド周りを片づける。

これ、『1タスク』に見えるでしょう?

 

思い出してください。

『1タスク』は『1動作でできるもの』。

 

『床のものを棚に収納する』って『1動作』でできますか?

もちろん、同じことを何回もするのは『1動作』でいいんですが

床に、『同じもの』が転がってますか?

 

床にある『棚に片づけなきゃいけないもの』ってなんでしょう?

  • 書籍
  • 洗濯物
  • 文房具
  • 雑貨
  • 植木鉢

これぐらいはありませんか?

書籍と洗濯物と文房具と雑貨、『同じ棚』に収納しますか?

『収納先が違う』なら、『別のタスク』にしないといけないんです。

 

 

GTDにはなぜ『タスク』が必要なのか?

GTDの醍醐味は『やることを全部書き出す』ことです。

『考えられるとき』に『考える』ことをして

『実行するとき』は『実行だけする』のです。

 

例えば、迷路の地図を貰って迷路を走るとき。

  • 曲がり角のたびに地図を見るのと
  • 最初にいくつかの角を『右、左、まっすぐ、右、右』と覚えてから走るの

どちらが早いかはわかりますよね?

『右、左、まっすぐ、右、右』と

  • 『まとめて考えて』
  • 『走るだけをする』

だから早いわけです。

 

ですので、GTDも

  • 『先に手順を考える』
    • 重要度とか、全部洗い出して『実行手順』を作り上げる。
  • 『その「実行手順」を、「考えずに実行」する』

これで、『早くできる』のですね。

 

つまり『考える』ことはどこでもできるんです。

その『どこでもできること』を
『実行中』に『実行場所』で『する』から
遅くなるんです。

 

もちろん、即応して考えることは必要ですが

最初に想定できることは全部『手順に書いてある』わけですから

その通りやったらいいんです。

 

それでできなかったら、『反省』をして

次に生かせばいいんです。

 

もちろん、そのエラーが出たときに

手順にないことを思い付いてやるのもありです。

 

手順をやっている間に、あなたはどんどんレベルアップしますから

想定を作ったときより、『未来予測』がしやすくなっているのですね。

 

ですので、『想定』は何度でも作り直せばいいんですが

『右、左、まっすぐ、右、右』で進めるようなことは

先に作っておけば、100倍のスピードで進めるのです。

 

『棚に片づけなきゃいけないもの』に話を戻します。

 

『考える』と『実行する』をわけてするとはかどる。

床のものを棚に収納する。』というタスクを作って

そのままにすると

  • 書籍はどこに置く?
  • 洗濯物はどこに置く?
  • 文房具はどこに置く?
  • 雑貨はどこに置く?
  • 植木鉢はどこに置く?

これを、床からアイテムを持ち上げるたびに『考える』でしょう?

それを、

  • 書籍は本棚のまんなかの段にとりあえず置く。
  • 洗濯物は洗面所に持っていくから、部屋の入り口に置く。
  • 文房具はデスクの引き出しに暫定で入れる。
  • 雑貨は、暫定で、この棚につめこむ。
  • 植木鉢は掃除の間、廊下に移動。

こうしておくと、迷路を進むときみたいに、

『右、左、まっすぐ、右、右』で進めますよね?

  • 床から持ち上げたモノが本なら本棚
  • 洗濯物なら入口になげる。
  • 文房具なら、空けている引き出しに投げ込む。
  • 雑貨は棚に押し込む。
  • 部屋から出るときに、部屋の入り口に投げておいた洗濯物をまとめて洗濯籠に持っていく。

『考える必要』がないですよね?

これで、驚くほど早く掃除が終わるのです。

 

ここで『考える』ことをしていたから

『掃除は一時間かかる』と『思っていた』のですね。

 

文房具を手にとったときに

  • これは鞄に入れてたのが落ちたのだから、鞄に入れなきゃ。
  • これはデスクにあったのを、ここでメモするために持ってきたのだからデスク。
  • これはリビングから持って上がってきたものだからリビングへ。

こんなこと、『掃除をするとき』に考えなくていいんです。

  1. 全部ひっくるめて引き出しに入れてしまってから
  2. 掃除を終えて、
  3. そのあと
  4. 鞄とリビングとデスクに割り振ればいいんです。

 

『同じことは一度にしてしまう』

これも

早く作業を終えるための重要な手順です。

 

『場所を極力動かない』。

これも、早く終わらせる一因ですね。

 

掃除は疲れます。
『掃除をしよう』として掃除をしている人は
掃除が得意ではないのです。

得意ではないことをしていると
それだけで精神疲労が来ます。

そのときに、うろうろしていると
案外、体力を消耗するんですよ。

  1. 床のものをひろって、
  2. 棚になおす。
これって、足の曲げ伸ばしでしょ?
スクワットですからね。

スクワットって、筋トレの中でも
負荷の高い、疲れる運動なんですよ。

 

スクワット10回やったら、へばるでしょ?

床のものを棚に10回なおしたら
10回スクワットしてるんですよ。

『疲労』をちゃんと感じましょう。

 

自分の部屋の掃除をしているのに

  • 洗濯物をいちいち洗面所に持っていかない。
  • リビングにいかない。

 

自分の部屋の掃除をしているのなら、

できるだ自分の部屋から出ない。

 

できたら、その場を動かない。

 

これだけでも、一回3分ほど時間が縮まります。

 

 

『タスク』で足りないなら『フェーズ』を入れる。

『床のものを棚に入れる』というタスクを作ってしまう場合は

その下にタスクを作ってしまいましょう。

 

↓こういうことです。

  • 掃除をする ← プロジェクト
    • 床のものを棚に収納する。 ← フェーズ
      • 本を本棚に入れる ← タスク
      • 洗濯物を入口に投げる ← タスク
      • 文房具をデスクに収納する ← タスク
      • 雑貨を棚に押し込める。 ← タスク
      • 植木鉢に挨拶する。 ← タスク
    • 服を洗濯籠に持って降りる。 ← タスク
    • はたきをかける。 ← タスク
    • 掃除機をかける。 ← フェーズ
      • 掃除機のためのコンセントを空ける。 ← タスク
      • 掃除機を納戸から出してくる。 ← タスク
      • 掃除機をセットして ← タスク
      • 掃除機を掛ける ← タスク
    • 窓を拭く。 ← フェーズ
      • カーテンを片側に寄せる。 ← タスク
      • 窓を拭く道具を持ってくる。 ← ステップ
        • 濡らした雑巾を用意する とか ← タスク
        • 窓拭き用ウェットティッシュを持ってくる とか ← タスク
      • 南窓の右窓の内側を拭く。 ← タスク
      • 南窓の左窓の内側を拭く。 ← タスク
      • 東窓の右窓の内側を拭く。 ← タスク
      • 東窓の左窓の内側を拭く。 ← タスク
      • 腕まくりをする。 ← タスク
      • 服が引っかからないように整える。 ← タスク
      • 南窓の右窓の外側を拭く。 ← タスク
      • 南窓の左窓の外側を拭く。 ← タスク
      • 東窓の右窓の外側を拭く。 ← タスク
      • 東窓の左窓の外側を拭く。 ← タスク

 

『フェーズ』という『小プロジェクト』を作ってしまうのです。
『フェーズ』の下は『ステップ』ですね。

 

『掃除する』でもこれだけ別れますよね?

 

『掃除する』を『タスク』だと考えていたから掃除ができなかった。

それが理解できると思います。

 

『掃除する』ってこんなに『タスク』のたくさんある
『大プロジェクト』なんです。

 

  • プロジェクト
    • フェーズ
      • ステップ
        • タスク

プロジェクトとタスクのあいだは、あなたが決めたら良いです。

  • 『プロジェクト』は大きな入れ物。
  • 『タスク』は1アクションでできること。

というのを理解していただけたでしょうか?

この『区分け』がないと、GTDを始めるのは難しいんです。

 

 

もちろん、全部を並列の『タスク』にしてしまっても大丈夫です。

  • 掃除をする
    • 本を本棚に入れる
    • 洗濯物を入口に投げる
    • 文房具をデスクに収納する
    • 雑貨を棚に押し込める。
    • 植木鉢に挨拶する。
    • 服を洗濯籠に持って降りる。
    • はたきをかける。
    • 掃除機をかける
    • 掃除機のためのコンセントを空ける。
    • 掃除機を納戸から出してくる。
    • 掃除機をセットして
    • 掃除機を掛ける
    • 窓を拭く
    • カーテンを片側に寄せる。
    • 濡らした雑巾を用意する。
    • 南窓の右窓の内側を拭く。
    • 南窓の左窓の内側を拭く。
    • 東窓の右窓の内側を拭く。
    • 東窓の左窓の内側を拭く。
    • 腕まくりをする。
    • 服が引っかからないように整える。
    • 南窓の右窓の外側を拭く。
    • 南窓の左窓の外側を拭く。
    • 東窓の右窓の外側を拭く。
    • 東窓の左窓の外側を拭く。

ちょっと見にくいですが、

  • これをメモに書いて線で消していく
  • エディタに書いて、できたものから削除していく

とかなら、何も支障はありません。

私のおすすめは、『単語カード』

タスク管理を単語カードでする方法。

単語カードに定期ルーチンを書いてしまう。
これだけです。
  1. 実行したらめくる。
  2. ラストまでやったら、また次のタスクが出てくる。

基本、100枚ぐらいあるので
足りないことはないでしょう。

これで

メモに何度も書く。

とか

いちいちtodoリストをスマホから出してくるとか

しなくて済みます。

 

そして、

『場所ごと』に置いておけば良いのです。
  • 『私の部屋』で必要なルーチン。
  • 台所で必要なルーチン。
  • 玄関で必要なルーチン。

メモを壁に張るのは不細工でも
単語カード一つ置いておくのは、そんなに気になりますかね?

メモ一枚にtodoリストを書いていると
どこかに行ってしまうこと、よくありますよね?

 

単語カードって『小さい』ですけど
落とすと広がるので
『なくしようがない』というのも利点です。

 

しかも安いし、どこでも買えます。
そして、『めくるためのもの』なので頑丈です。

 

『紙に一覧を書く』と『消すときにペンが必要』ですが

単語カードなら『めくるだけ』なので、ペンが不要です。

 

『スーパーの買い物』なんて『買うものは決まってる』でしょう?

そう言う場合は、『買うもの』を単語カードに書いて

『ばらしてもっていく』といいです。

 

同じスーパーに行くなら、

  1. 生鮮食品
  2. 肉魚
  3. 乳製品
  4. 調味料
  5. パン、雑貨。

こんな感じで『同じルート』を歩きますよね?

 

だから『買い物』もそのルートにそって単語カードをならべて持つんです。

そして、籠に買い物をいれたら、その単語カードをポケットにいれる。

 

『ポケット入れる』という動作が万引きと錯覚されるとめんどうなら、

買い物籠に入れておけばいいです。

レジで清算したあとに、カードを回収すればオーケー。

 

 

あなたにとって便利なアイテムを見つけましょう!

『手順想定』を作るタイミングは『反省』時。

二回目以降の『手順想定』は『する前』に書くのではなく
『したあと』に書くのが良いです。

うっかり腕まくりせずに外側の窓を拭いたら

べったりと袖が窓に張りついてしまって洗剤で汚れた

そんなこと、一カ月経ったら忘れてませんか?

 

一カ月後に窓を拭いたときまた汚れて

あー、そういえば、前もこうなってた! 先に袖まくりしとくんだった!

と思っても、また一カ月経ったら忘れてますよね?

 

だから、

  1. 『掃除する』のプロジェクトが終わったら
  2. 『今回作った、「手順想定」』を見直して
  3. 『気付いたことを追加』するのです。

 

これを、『反省』といいます。

 

『反省』って『謝る』ことではないのですよ。

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反省 - Google 検索

 

『反省猿』が出てから特に

『謝る』ことが『反省』になって

『謝る必要がないから反省も必要ない』な雰囲気を、私は勝手に感じました。

 

『実行したことが、良いのか悪いのか?』を考えるのが『反省』です。
『良くても「反省する」』ことが大事です。

 

なぜなら

 

『いましたこと』が『良いこと』だったのなら

『もう一度したい』ですよね?

 

 

そこで、『良いことになった』『手順』を書き留めておくと

次もスムーズに再現できるのです。

 

これがタスク管理の醍醐味!

 

  • 悪かったことは次にしない。
  • 良かったことは次もする。

 

想定を書いてこれを繰り返すことを『PDCA』と言います。

 

『PDCA』!

って突然言われると、『おぼえるのが大変』ですが

簡単なことなんです。

 

  1. したいことを書く。
  2. したことを書く。
  3. 良否を書く。
    1. よかったことは次もするようにする。
    2. 悪かったことは次に注意書きを書く。

 

これだけなんです。

 

最近出てきた『OODA』も、同じことです。

 

 

あなたの行動の『再現性』を高くする!

  • 子供がおいしいと行ってくれた料理の作り方。
  • それ似合うね、って言われたコーディネート。
  • この紅茶、すごくおいしいっ! と思ったとき。
  • ここ落ち着くなぁ、また来たい。と思ったとき。

それらをパッとメモすれば

『また』できますよね?

 

『誰がやっても同じ結果がでる』ことを『再現性が高い』といいます。

紅茶をおいしいと思うか、落ち着くと思うかは人それぞれですが

『あなたが心地よかったこと』をその場でメモすれば

あなたにとっては『心地よいことの再現』がかんたんにできますよね?

 

そういうのも『メモする』のです。

 

あなたが『気持ち良い』と『思ったこと』が『何度もできる』。

すごく良いことじゃないですか?

 

「あー、今日つまんない」と思ったら

『気持ち良いなー』と過去に思って、メモしたことを

実行すればいいんです。

 

ヒマだと思ったら、それを実行すればいいんです。

 

 

それだけで

「ひまー……誰かからんでー」とTwitterに呟いていた時間が

「ストレス発散」の時間になりますよね?

 

A取引先に行ったときに、社長に

「いいネクタイだね!」って言われたら、

次もそれをしめていけばいいんです。

 

「最近同じのばっかりだね」って言われたら

「社長に褒めてもらったから、つい、社長に会うと思うと

 これを選んでしまうんです!」(元気な笑顔)

とか言ったら、かわいいよ♪

 

誰がどんな服を着てようが、取引先はかまわないんです。
  • 前に褒めたことも覚えてなかったかもしれない。
  • そんなたいした意味では言ってなかったかもしれない。

 

ここでは

  • 自分が言ったことを気にしてくれていた。
  • しかもそれを覚えてくれていた。
  • その上で『良い意味』だと受け取ってくれていた。
  • 服を着るときに『自分を思い出してくれている』。

これが、すごく、『かわいい』ポイントになるんですね。

 

こんなこと、年下彼氏に言われたら、

私なら、髪形ぐっちゃぐちゃになるぐらい撫で廻してますよw

 

 

最近、社長のことばっかり考えてるんですよ

 

って、直接言われたら気持ち悪いかもしれませんが

 

ネクタイ選ぶときに、社長が褒めてくれたの思い出して

 

なんて、めっちゃかわいい!!

 

だから、メモしましょう。

 

「ナニカあったらすぐにメモする」
そして夜にそれを読みかえす。

 

そこから『手順想定』を作る。

A社長と合うときはこのネクタイにする

って書いておけばいいんです。

というか、ネクタイにそれを貼っておけばいいです。

 

その間ずっと忘れてていいんです。

 

そして、A社長があなたのネクタイに、
そのあと気付かなくてもいいんです。

 

A社長が「似合うね」と言ったのは

「あなたに似合うね」もありますが

「それ、俺の好きな色だ」ってのが、多いんです。

 

『好きな色』だから気付いたんです。

 

つまりは、あなたが毎回そのネクタイをつけていけば

A社長にとっては、

「俺の好きな色が目の前にある」

状態になるんですね。

嫌いな色をつけていくことを考えたら

取引はスムーズに進むと思いませんか?

 

『たかがそんなこと』ですが

メモをして、『手順想定』に入れておけば

『そういうことを考えない人』より

『微妙にうまくいく』確率は高くなるんです。

 

  • 『自分の好きな服』も大事ですが
  • 『取引先の好きな服』も大事ですよね。

 

友人と一緒に歩くなら

その友人が好きだと思う服を着ていくのも大事ですよね。

一緒に歩くのですから友人の機嫌が良ければ楽しいですよね?

 

『自分の服』にあまり興味がないなら
『友人の好きな服』にしておけばいいんです。

その友人と買い物にいって、
友人の好きな服を買えばいいんです。

 

女の子がよく『変わると服が変わる』というのと同じです。

『彼氏が嬉しいものだから着る』

別にサラリーマンでもそれでイイじゃないですか。

『自分の服にこだわりがなければ』ですが。

 

 

『相手のために我慢する』のではなく

『自分が楽しい時間を過ごすために、先に相手を楽しくする』というのも

大事なことです。

つぶさに、友人の『好きなもの』をメモしておいて

それを『手順想定』に反映する

それだけです。

 

 

『フェーズ』の他の意味。

『フェーズ』について。

前述の例では『掃除する』でしたので

『フェーズ』は単に『子カテゴリ』みたいな扱いになっていますが

『フェーズ』には『段階』という意味もあります。

 

例題)ダイエットするときの『フェーズ』。

『ダイエットする』という『プロジェクト』の場合を例にしてみましょう。

160センチの人が、80キロから50キロに落とす時。

  • ダイエットする。 プロジェクト
    • 80キロ台 フェーズ
      • カロリーの高い好物を、毎週一つずつ減らす。 ステップ
        • ピーナッツバターマシュマロサンドイッチ タスク
        • ピザ
        • どこそこのケーキ
        • あそこのケーキ
        • 菓子パン サンミー
        • 菓子パン あんまん
      • カロリーの低い食べもので胃を膨らせる。
      • 刺激物も同じ様に減らしていく。
      • カロリーの高い好物を食べる間隔を空けていく。 ステップ
        • 一日五回。タスク
        • 一日四回。
        • 一日一回
        • 二日に一回
        • 一週間に一回
        • 一カ月に一回
    • 70キロ台  フェーズ
      • 座ったままできる運動をする。タスク
    • 60キロ台 フェーズ
      • 低カロリーで胃を膨らせるのを減らしていく。 タスク
      • 歩数を上げる。
      • 1000歩
      • 2000歩
      • 5000歩
      • 早歩きをする。
      • 散歩がいやだと思ったときは家中を掃除する。
    • 50キロ台 フェーズ
      • 腹八分目。タスク
      • いつも早歩き。
      • 階段を使う。
      • 用のないときは、階段をむやみに往復する。
      • 筋トレをする。
      • 常に部屋を綺麗に保つ(結構運動になる)
『フェーズ』というのはこういう『段階』でも使います。

 

『50キロ台』用のフェーズを『80キロ台』でやったら

体を壊します。

 

  • プロジェクト (親カテゴリ)
    • フェーズ (子カテゴリ)
      • ステップ  (孫カテゴリ)
        • タスク  (作業)

 

  • プロジェクト (目的)
    • フェーズ (段階)
      • ステップ  (工程)
        • タスク (作業)

 

他にも使い方はあるかもしれませんが

『掃除する』『ダイエットをする』でこの二つの使い方になります。

 

どの使いかたでも『タスク』は『作業』です。

『タスク = 1手順でできる作業』ですね。

 

手順が出たら、それを推考する。

手順が書き出せたら、そのまま実行しても良いですが
何回か実行したら、

これで良いのか?

と考えましょう。

  • 『サラリーマンが出勤する(冬)』というプロジェクトの場合。
    • 起床
      • 目覚ましで目覚める。
      • 暖房をつける。
      • 寒くて起き上がれない。
      • スヌーズを信じて二度寝。
      • 目覚ましで起きる。
      • ベッドを降りる。
      • トイレに行く。
    • 食事
      • ナニを作るか冷蔵を覗いて考える。
      • 作る
      • 食べる
    • 洗面
      • ヒゲをそる
      • 歯を磨く。
      • 顔を洗う。
      • 髪を整える。
    •  服を整える。
      • シャツを選択する。
      • シャツを着る。
      • ズボンを選択する。
      • ズボンを穿く。
      • ネクタイを選択する。
      • ネクタイをしめる。
      • ジャケットを選択する。
      • ジャケットを着る。
      • 鞄を取る
      • 暖房を消す。
    • 玄関
      • 鞄を置く。
      • たたきに座る。
      • 靴を履く。
      • 靴ヒモをしめる
      • 鞄を持って立ち上がる。
      • ドアを開ける。
      • 鍵をかける。

一動作 = 1タスク

なら、こうなるわけです。

長いですね。

ご飯も含めて一時間ぐらいかかりますか?

 

これを前の晩にいくつか肩代わりしてもらえば、

短くなります。

  • 夜。
    • タイマーで起床30分前に暖房を入れる。
    • 着ていく服を決める。
      • それを一式、ハンガーに吊っておく。
    • 翌日食べるものを決める。
      • その材料を冷蔵庫上段にまとめて置く。
    • 鞄に入れるものを確認する。
      • 玄関においておく。
    • 起床。
      • あたたかいからすぐに起き上がれる。
    • 暖房を消す。
    • 食事をレンジに入れるとか、フライパンに載せるとかする。
    • トイレに行く。
    • ヒゲを剃る。
    • 食べる。
    • 歯を磨く。
    • 顔を洗う。
    • 服を着る。
    • 出かける。

30分で出かけられると思います。

 

もちろん、夜に30分時間が移動しますが

朝一時間より、半時間の方がよくないですか?

 

 

  1. 『考えること』はまとめてする。
  2. そのあと『実行だけ』をまとめてする。

夜は眠いから、そんなことしてる余裕ない

と思いますか?

 

朝、眠いときに、焦ってするよりマシですよね?

 

夜は間違えても、朝に取り返しがつきますが
朝間違えたら、取り返しがつきません。

 

起床後一時間ぐらいは、私は頭がうまく働いていませんw

だから、その時に『考える』と『普段より時間がかかる』ことが多いです。

 

 

私は、毎朝↓こういうのをTwitterに投稿しています。

この『三行』を朝考えるのって、けっこうキツイんですw

たかがこんなことでも。

 

それを夜するだけで、心地よいことになったんです。

私もビックリしました。

 

夜はつらい。でも、朝はもっとつらい。

私はここ13年3月から、ほぼ毎日、↓このサイトで、こんな記事を新規投稿しています。

【DAZ3D新製品】K-POP、メイリン&リー60%引き! | Create3D-3dCG制作作業日記

 

これは、アメリカの『DAZ3D』という会社の

新製品ページの日本語翻訳です。

 

ソルトレイクの会社で、あちらのゼロ時に更新されるので

日本だと夏は午後三時、冬は午後四時に記事を見ることができます。

 

それを私が一時間ぐらいで翻訳して、日本語記事にしてるんですね。

 

これが疲れる、ということに、今年の夏に気付いたのかな?

 

なんで夜に私はへとへとになっているのかと。

運動もそんなしてないのに。

この記事作成で『翻訳』なんていう

脳に負荷がかかることをずっとしてたからです。

 

だから、『夜に日次やろう』と思っても

どうやっても続かないw

 

そして、夜は、『軽いことしかできない』から
つい

  • pixivを読みふけったりとか
  • ゲームしてしまったりとか

とにかく『娯楽で過ごしてる』んです。

そして、シヴィライゼーションをやってしまうと
普通に六時間ぐらいやってたり……ww

 

だから、早寝早起きすることにしたんです。

 

この記事は二時間以内でできるので、

そのあと、もう、就眠儀式に入ることにしたんです。

だから、早ければ、七時台に寝てるw

 

そして、一時ごろ、目覚ましナシで自然に目覚めたら

頭はすっきりしています。

 

私は全部がパソコン作業なので、

何時に起きようが作業に支障はありません。

 

これで、物凄い作業がはかどりました。

 

今は、記事作成の後に『英語の勉強』をねじ込みましたw

翻訳で英語に触れてたんだから、英語の勉強もこの時間にしてしまえばいい。

『同じベクトルの脳疲労』なんだから。

 

と思ったら、けっこういい感じに続いています。

 

そのあと、余力があったら

さきほどの『朝のTwitter投稿』のメッセージを書き留めて

就眠儀式。

 

就眠儀式も三日前から『読書』にしたので

これでまた一つ、タスクが片づきます。

 

読みたかった本がこれで読める。

 

こうして『朝することを夜にする』だけで

かなり生活が改善しました。

 

ビジネスをするなら『プロダクト』が必要。

アマチュアでも『ものを作っている』人には必須。

 

『プロダクト(製品を作る)』。

つまりは『プロダクト(お金を貰えるプロジェクト)』こういうことです。

アマチュアで、作ったものにお金の授受が無い場合でも

『作ったものを公開する』のなら『プロダクト』でいいですね。

 

『プロジェクト』には

  • スーパーの買い物
  • ダイエット
  • 部屋の掃除

など、『全部の作業』が入ります。

 

つまりは『生活プロジェクト』です。

生活に関係ないものを『プロダクト』にしてしまう。

『プロダクト=お金が貰えるプロジェクト』

 

金銭の授受があまり発生しない主婦だと

『プロジェクト』だけで管理できますが

主婦以外だと『プロダクト』という考え方があったほうがラクでしょう。

 

主婦も『趣味』や『子育て』を『プロダクト』としても良いのです。

『生活プロジェクト』とわけておくと

モチベーションがわきませんか?

 

優先順位もはっきりしますよね?

 

とくに『子育て』になると『部屋の片づけ』もプロダクトになりますよね。

新生児が口に入れてはいけないものを片づける。

だから『部屋の掃除』は立派な『子育てプロダクト』なんです。

 

『部屋が片づいていないと作業が進まない人』にとっは

『片づけや掃除』って『雑事』ではなく

『プロダクト作業の一つ』ですよね?

 

でも、『作業が忙しいから片づけは後回し』にしてると

『散乱している部屋』のせいで『作業がすすまない』という事態になる。

 

だから『片づけ掃除』は『仕事の一つ』と位置づけて

『作業の前にやる』『作業のあとにやる』で

「『整理整頓された部屋』を『維持する』プロジェクト」を

プロダクトに組み込まないといけないですね。

 

モデルさんが『外見をキープする』のが

『プロダクト(お金を貰えるプロジェクト)』であるのと同じで

『作業環境を整える』ことも『プロダクト』。

 

『食事』『洗濯』『掃除』はお手伝いさんとかで外注できても

『片づける』のはあなたがしないといけないことだから。

 

『雑事』じゃなくて『プロダクト作業』なんですよ。

 

それを言い出すと『健康維持』のために

『食生活を整える』のもプロダクトに入ります。

 

  1. 食生活を二の次三の次にしてるから
  2. ジャンクフードを食べて
  3. 体を壊して
  4. 体力がなくなるから
  5. 作業効率が悪くなり
  6. 病院に行くことで時間と
  7. お金がなくなっていく。

 

『ジャンクフードを食べる』というだけで

こんな悪循環が始まるんですよ。

 

『食生活を整える』のは『一大プロジェクト』なんですよ。

 

『プロダクト』には『休憩』を含める。

『生活プロジェクト』だと、

掃除が終わったらだらける、とかするでしょうが

『プロダクト』だと『全部作業』なので

『寝る間もおしんで』やる人がいますよね。

 

作業で、一番削ってはいけないのは『睡眠』。

そして、『困難な作業』をしているのでしたら

『休憩時間』を必ずペアで作りましょう。

 

『ずっとやる』ってことは『できない(不可能)』んです。

だから過労死したり、鬱になったりするんです。

 

ちゃんと『休憩(娯楽)』を入れましょう。

 

『ここまでやったら』

  • 漫画を一冊読んでもいい
  • あのゲームの続きをしてもいい
  • 長風呂してもいい
  • (何カロリー以下)のスイーツを一個だけ食べてもいい

 

『ご褒美』を細かく与えて自分を釣っていきましょうw

 

『走り続ける』ことは物理的に不可能なのですから。

 

まとめ

1動作で終わるものがタスク。
タスクが二つ以上になると『プロジェクト』。

 

基本

  • プロジェクト
    • タスク
    • タスク

 

応用

  • プロジェクト
    • フェーズ
      • ステップ
        • タスク。

 

実行するのは『タスク』であって『プロジェクト』ではない。
『掃除する』を実行しようとしてはいけない。

 

  • 似たことは一緒にする。
    • あなたの部屋の掃除をしだしたら、その間は部屋を出ない。
    • パソコンで一つのソフトを使いだしたら、他のを使わない。
      • 小説を書いているときに検索しない。
      • 集中作業しているときは通知を消す。
        • Facebookやラインに応答しない。

これだけでも、今までしていなければ

一気に作業がはかどる筈です。

 

特に『似た作業だけをする』というのは

難しいらしいので、これを特にがんばってやりましょう。

 

『作業』と『休憩』はワンセット。
スケジュールの中に必ず『休憩』を入れましょう。

休憩時は、体操(最低でも肩を動かす)してください。

 

パソコンの集中作業の休憩に

  • Twitterを見る、というのは

『気分』は休憩ですが

脳にも、目にも、体にも、休憩になっていません。

 

『デスクワークの休憩』は

  • 睡眠
  • 体を動かす

このどちらかです。

 

『体を動かす』というのは

  • 両手を真上に上げる。
  • 一秒立ち上がる。

こんなものでも、『運動』です。

 

10分散歩にいければ良いですが
そんな『大きな時間』を使わなくても運動はできます。

 

 

『手順想定』には『休憩(体操)』も入れてしまいしょう。

ラジオ体操はデスクワークに最適です。

  • その場を動かなくていい。
  • 上半身が重点的に動かせる。
  • 誰でも知ってる。

 

脳への血流を確保して、快適に過ごしましょう!

 

『作業』と『休憩』は必ずワンセットにする。 | ポジティブにGTD

 

【GTD】『タスク』とは?『プロジェクト』とは?

でした。

エンジョイ! & サンキュー♪

【この記事を書いた日 2018/10/28 18:06 】

2019/10/28 色々追記。

2021/07/28 色々追記。

 

 

 

 

 

 

 

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