難易度のたかいことを始めようとするときしり込みしますよね。
それでもずっと『やりたいやりたい』と
心に引っかかって、喉にとげが刺さった感じ。
食事するたびに気になる。
そんなことをあなたは一生続けたいですか?
その『難しいこと』をできるように、考えてみましょう。
『難しい』を細分化する。
『難しい』と最初から分かってることって、
始めにくいですよね。
でも、『本当に難しいこと』ってそんなにないんです。
- したことがない
- 手数が多い
- する手順がわからない
- 本当に難しい。
この全部を、『難しい』でくくってしまうから
『始めよう』と思えないんです。
- したことがない
- やったら簡単。
- 手数が多い
- 慣れたら簡単。
- する手順がわからない
- わかったら簡単。
- 本当に難しい。
ね? ↑上三つは、『簡単』にできるんです。
『本当に難しい』こと、とは?
『本当に難しい』というのは『真似できないこと』です。
『絵を描く』とかもそうです。
- 『教わる』
- 『真似をする』
- 『一人でできるまでやる』
↑簡単にいうとこういう手順ですが
『真似』だけはできないです。
真似でできるといえばできます。
そこらへんにある絵の真似をしていれば
そのうちうまくなります。
でもそれは『似たもの』であって
写真に撮らない限り『同じもの』はできないですよね?
そして、
『どの完成度であなた自身が満足するか』
という問題が関わってくるのです。
↑これが一番やっかい!
難易度とは『真似する精度』が要求されるものです。
『真似する精度』が高いと難易度も高い。
ラジオ体操が簡単なのは
手のふりを教えてくれた人と、一ミリも違わずに動かす
なんてことを求められていないからです。
『腕を上に上げてー』というのでも
- 真っ直ぐ垂直に上げる人。
- 肘を曲げて上げる人。
- 45度ぐらいにしか上がってない人。
いろいろですよね?
それでも『まぁ、ラジオ体操してる』範疇には入るでしょう?
ラジオ体操もダンスも
『体を音楽に乗って動かす』のは一緒なのに
ダンスが難しいのは
『振りを合わせる』とか
元々の体の柔軟性、敏捷性が必要だから
つまりは『動きの難易度が高い』からですよね?
『手を真上に上げる』といえば、
耳に肩がつくまで上げるんです。
そうしないと駄目なんです。
この時点で、ラジオ体操で斜めに腕を上げる人は
全部弾かれますよね。
ただ、ダンスは
『簡単な振りのものから始める』ことができます。
絵も
絵はがきから始める。
ことで、簡単になります。
最初からピカソのゲルニカを描こうとは
絵を始める人の99%思わないですよね?
『本当に難しい』こととは?
本当に難しいことというのは
その『最初の一歩』が難しいこと。
- 彫刻刀なんて持ったことないのに彫刻をする。
- 彫刻刀の持ち方。
- どう削ったら木が削れるか?
- 全く分野違いのことに手を出す。
こういうのは『最初が大変』なので確実に『難しい』です。
『難しいことをする』と思って始めないと
絶対に続けられません。
でも、こういうの以外の殆どのことは『日常の延長』でできるんです。
というか、そう考えると、始めるのが簡単です。
だから『こういうこと以外』は『簡単』なんです。
『まず始める』ことが大事。
『したい』なら『始める』ことが大事です。
そして、初心者は『難易度』がわからないから
軽く始めて、すぐできないから、すぐあきらめるんですね。
誰でも難しいと思うものでたとえてみましょう。
3Dでアイテムを作る。
大体のひとが『本当に難しい!』と思いますよね?
私ね、↓こういうのを3Dで作れるようになったんですよ。
【Maya】御手杵の髪を作る。4 完成♪【更新 2018/02/17】 | Create3D-3dCG制作作業日記
私が3Dを本格的に始めたのは
3Dでアニメのキャラクターの部屋を
完璧に再現したイラストを見たからでした。
「何のソフトで作られましたか?」
「Mayaです」
Maya、50万円します!
無理です!
これが第一の挫折。
金銭問題w
そのあとで、
- 安いソフトがあると聞きました。
- 安いソフトでできるチュートリアルを発見。
- 無料でできるソフトがありました。
- 無料でできるソフトのチュートリアルを発見。
- 無料なのでやってみたけど、できなかった。
- 評判を検索しました。
- そのソフトは無料だけど使いにくいらしい。
- その使いにくいと言っている人が、『安いソフト』を使っていました。
- それを三千円で買いました。
- ある程度作れることがわかりました。
- もっと作りたくなりました。
- Mayaを買いました。
- がっつり作れるようになりました。
↑赤文字の部分が『転機』ですよね。
『転機』をつかむ。
転機は人生で何度も来ます。
チャンスの女神は前髪しかない
とかよく言われますが
チャンスは何度でも来ます。
最低でも同じチャンスが二回来ます。
一回目で取り損ねた! と思っても
そのことでずっと努力していると、もう一度来ます。
今度はちゃんとつかめます。
一度チャンスを取り損ねたからあきらめて
そこで努力をやめるから、
次のチャンスをつかめないだけです。
ただ、一度目と二度目がまったく同じチャンスかどうかは
分かりませんけど。
似たようなチャンスは二回来ます。
努力を続けてその二回目は確実に取りましょう。
簡単なことから続ける。
ダンスで簡単な振りから練習するように
簡単に導入できる道を見つけて行ったんです。
- 安いソフトがあると聞きました。
- 安いソフトでできるチュートリアルを発見。
- 無料でできるソフトがありました。
- 無料でできるソフトのチュートリアルを発見。
- 無料なのでやってみたけど、できなかった。←←←←←ここポイント!
- 評判を検索しました。
- そのソフトは無料だけど使いにくいらしい。
- その使いにくいと言っている人が、『安いソフト』を使っていました。
- それを三千円で買いました。
- ある程度作れることがわかりました。
- もっと作りたくなりました。
- Mayaを買いました。
- がっつり作れるようになりました。
5で『できなかった』のに
そこで『あきらめる』のではなく
『評判を検索した』のです。
だから、『その無料ソフトは使いにくい』ということが分かったんですね。
私が悪くて使えなかったんじゃないんです。
↑これもポイント。
3Dが難しいから理解できなかったわけじゃなかったんです。
手順の一つが間違っていただけなんです。
なら、したいんだから、お金を掛けよう。
そう思って、
当時3600円だったメタセコイア(メタセコ)を買いました。
その前に、使っていた無料ツールは
- blender ブレンダー
- Hexagon Hexagon
です。
両方、使いにくかった……(⊃д⊂)
メタセコも使いにくかったw
でも『使いにくい』と思えたのはあとの話で
当時は『できない』と思っただけなんです。
Mayaを買って始めて
『メタセコだからできなかった』ということが分かるわけです。
Mayaならできるんですから。
50万円のソフトですからね。いろんな機能があります。
『その手順でやったからできなかった』ということです。
これは『私のせい』じゃないですよね。
使う道具が、私のしたいことに使うものではなかった、ということです。
長いソーセージを突き刺したいのに
スプーンでは刺せません、持ち上げられません
という話ですね。
もちろん『それをする』ために『それを選択した』のは
- 私の責任で
- 私の選択能力の欠如
ですが
- 私の技術力の欠如
ではないんですね。
『技術力』ではなくて『選択能力』が悪いのなら
そこで努力するのは、
その使いにくいツールを使っての技術力の向上ではなく
『選択能力』の向上ですよね?
そして、
『別のツールを使う』という『決断』が必要になります。
適材適所を徹底する。
適材適所のモノを使えば、作業効率はグンとあがります。
作業効率が上がると『継続』しやすくなります。
あなたが今、『継続しづらい』のは
『無茶な方法』をしていませんか?
散歩を続けたいのに、普段ベタ靴の人が
ハイヒールのスニーカー履いたら続きません。
部屋の掃除をしたいのに、掃除機が無いのではそもそもできません。
歯の間を磨きたいなら歯間ブラシが必要なんです。
歯ブラシを突っ込んでいたって、磨けません。
そういう無茶をしていると気づくのは
それができるツールを手に入れたときです。
『できるツール』を『知らない』のですから、
『ツールを変えよう』と『思わない』のですね。
なら、『できるツール』を知るためにはどうしたらいいでしょう?
検索する。
『検索する』というのは
『インターネットブラウザにキーワードを打ち込む』
だけではないです。
- 人に聞く。
- 本を読む。
- 現地に行く。
全部『知りたいためにしたこと』は『検索する』です。
『どうやったら私のしたいことがスムーズにできるのか?』
まずこれを考えてから検索します。
- ツールなのか?
- 手順なのか?
この二つで、検索方法も変わりますよね?
昔Shadeを買っていたので、それを一万円で買いました。
↓この髪の毛を作りました。(髪の毛二作目)
【OBJアイテム配布】 キースさんの髪貰ってください♪再び 【7万ビュー達成祝い♪】 | Create3D-3dCG制作作業日記
ちょっとガンバルと↓こんな絵が作れるw 3Dの凄さ♪
キースさんの髪貰ってください♪【3万ビュー達成祝い♪】【OBJアイテム配布】 | Create3D-3dCG制作作業日記
そこから、Carraraに行ったりZBrushに行ったりしたけど
結局、Mayaを50万円で買いました。
なぜなら、Mayaを買えば『できない』が全部解決する気がしたから。
私は小説がメインのくせに、画像ソフトである
Photoshopをずっとバージョンアップさせていて
すでに数十万円つぎ込んでいます。
なぜかと言うと
『画像に関することはなんでもできるから』
Photoshopでできないならあきらめもつく
からです。
巧いヘタは別にして↓こういう表紙画像をずっと自分で描いてました。
表紙用画像 サムネイル BL絵注意。
『フォトショップミラクル』に賭けてましたw
なので『高いソフトならどうにかなる』というのは
ずっと頭にあったんですね。
ブレンダーとDaz Studio4.10を連携させるのが大変
3Dソフトだと『連携』が確実に必要になるんですが
それが、このソフトをやってこのソフトを噛ませて……とかになると
Mayaなら一度でできるんじゃない?
と思ったんですね。
実際、一度でできました。
これで『あのソフトでもできない』『このソフトでもできない』
『なんのソフトならできるだろう?』って
『いろいろ考えて』『渡り歩く』ための
『作品を作成する以外に掛ける時間』が圧倒的に減ったんですね。
とにかく、それが快適だった。
↓こんなんが作れるようになったんですよ。
【D|S】キャラクターを作った記事 2015/10/26【まとめ】 | Create3D-3dCG制作作業日記
すごいでしょ?(自画自賛)
そして、↓漫画が作れるるようになったんですよ。
DAZレンダで作った漫画です。【湯屋】 | Create3D-3dCG制作作業日記
ここまで四年かかりました。
でも、やり遂げたんです。
有料ツールにしり込みする時に考えること。
今、PhotoshopCCは、アマゾンでつき2000円ちょっとです。
Adobe Photoshop CC|12か月版|オンラインコード版
一年で26000円が毎年かかる!
と思うと有料ツールを初めて使う場合は
ゾッとするかもしれませんが
つき2000円です。
PhotoshopCCを使うと、無料のGIMPでやるより20倍早いです。
GIMPで二日かかることが三時間ぐらいでできます。
あなたの時給はいくらですか?
あなたの時給が一〇〇〇円なら、月二〇〇〇円って
二時間分ですよね?
GIMPで二〇時間かかることが、PhotoshopCCなら一時間でできたら
大きく元は取れてると思いませんか?
『有料ツール』というのは、そういう考え方をしないと
導入できません。
- じゃがいもの皮を包丁で剥くのが面倒だからピーラー買いますよね?
- 鍋でご飯を炊くのがめんどうだから、炊飯器買いますよね?
- お湯を沸かすのが面倒だから、ポットを買いますよね?
パソコンの有料ツールを買うのも、同じことなんですよ。
- あなたの面倒さ。
- あなたの時間。
それを、お金に換算して、ツールを買うのです。
まとめ。
難しいことを始めるときは
- 手順ごとに細分化する。
- それにあったツールを見つける。
- 『できない』場合は『ツールのせい』と思い、他のツールを検索する。
- 有料なら、お金を払う度胸をつけるか、諦めるか、『決断』する。
- あとは実行するだけ。
難しいことを始めるときは細分化する。
でした。
【この記事を書いた日 2019/01/23 8:10 】
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表紙用画像 サムネイル BL絵注意。
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