4 認識論で、ある命題が論理的に矛盾を含んでいないという側面を示す様態。
「可能性」の英語・英語例文・英語表現 - Weblio和英辞書
feasibility; potency; chance; likelihood; possibility; potential; capacity
テレビに出ている学者さんでも
『可能性』って言葉を誤解しているのではないかと、最近よく思います。
『可能性がある』ってのは
0.000000000000000000000000000000000000000000000001パーセントでも
『可能性がある』んですよ。
どんな女子でも『白馬の王子様が来る』『可能性』は『ある』んです。
どんな人でも『異世界転生する可能性はある』んです。
『その可能性もありますね』って学者さんがいうのは
『可能性』って言葉を『蓋然性』と間違えているのか
『逃げているのか』どちらかだと私は考えます。
コメンテーターの言ったことに対して学者さんが
「その可能性もありますね」って言うのは
0.000000000000000000000000000000000000000000000001パーセント
ということもあり得るからです。
99%ないけど、否定するとやっかいだから『可能性』で誤魔化そう。
そういうことですね。
『可能性』に対して『蓋然性』という言葉があります。
- よっぽどの美女で運が良い場合だけ、白馬の王子様が来る蓋然性がある。
- 殆どの女性には白馬の王子様が来る蓋然性はない。
- 異世界転生が確認できる蓋然性は限りなく低い。
白馬の王子様が来た実例は『デヴィ婦人』ですね。
私はこの『蓋然性』という言葉をどこで知ったのかは覚えていないのですが
小説のネタに使ったんですよね。
『有罪判決』という小説で
ヤクザの息子勝輝が、松崎を脅迫するときのセリフです。
「お前、『プロパビリティの犯罪』……って、知ってるよな?」
松崎は、万年筆を持っていた手が、震えた。
「お前の母親が心臓発作を起こしそうなときに、万が一、ニトロケースのふたが開かなかったら? こけた拍子にニトロケースの紐が切れてどっかとんでったら? ニトロケースのニトロを補充し忘れたら? ニトロの密封が甘くて、揮発しきってたら? お前の親父が、うっかりニトロケースを呑み込んじまって、それに驚いた母親が発作起こしたら? ニトロール錠じゃないのに、うっかりニトロを呑み込んじまったら? 口が乾いてるのにニトロを喉に詰まらせて窒息したら?」
どれも、簡単に起こりうる事態だ。しかも、それをわざと誰かがしても、犯罪の立証はできない。そういう犯罪を『プロパビリティの犯罪』というのだ。
勝輝なら、するのかも、しれない。
ちょっとニトロケースのふたを強く締めておいて、母親を脅かして発作を起こさせれば、ケースが開かなくて母親は間に合わなくなる確率があがる。そんなことをしなくても、母親はコロッケの買い食いが好きだ。公園でそれを食べているときに発作を起こさせれば、油で手が滑ってケースが開かないだろう。
勝輝は何もしなくていい。ただ一言『あのオンナ、ちょっと脅かしてこい』と囁くだけでいいのだ。
これが『可能性』ではダメなんですよ。
だって、『誰でも』
『隕石に心臓を貫かれて死ぬ』可能性はあるんですから。
『可能性』では、それが成った時に、
『自然』とは思えないことがあるわけです。
だからこそ『奇跡』という言葉があるんですね。
- 誰でも超能力者になれる可能性はある。
- 殆どの人が超能力者になれる蓋然性は低い。
もちろん、テレビで『がいぜんせい』とか突然言われたら
国民の殆どが理解できないから、言わないのもわかります。
でも『可能性がある』って言葉はやっぱり『逃げ』だと思うんですよ。
『ワンチャンあるやん?』ってのは
『蓋然性が高い』ことに使うのであって『可能性がある』ではないんですね。
『可能性がある』ことを『ワンチャンある』と思うから
失敗するんです。
みんな、実際には『がいぜんせい』という言葉は知らなくても
これを使ってるんですよね。
『普通はできない』=『蓋然性が低い』ってことです。
『普通はできない(蓋然性が低い)』から『しない』。
そういう選択をしますよね?
- 首相になれるわけがないから立候補を考えませんよね?
- 芸能人になれるわけがないから事務所を探しませんよね?
- 東大にいけるわけがないからほどほどにしか勉強しませんよね?
- 学校で一番の成績になんてなれるわけがないから……
『どこで妥協するか』という話ですね。
どこからなら『なれるかも』と思うのか?
子供の頃になりたかった仕事って蓋然性が高いのかどうか。
それをどこであきらめたのか?
私は『大学にいけば良かった』と30代ぐらいから思い始め
『ワンチャンある』と推薦入学の大学受験をしてみましたが
見事、落第して、スッキリしました。
私は『大学で学びたかった』のではなかったんですね。
『しなかった』から『したかった』だけで
やってみたらまったく、
『大学に行きたい』とか思わなくなりました。
そもそもが、受験するための勉強も一か月しかしていないので
それぐらいの心意気しかなかったんですよ。
『大学に入りたい』とは思っていても
『学科をどこにするか?』とか、『全然考えられない』。
つまりは『学科についてリサーチしない』。
つまりは『学科について興味がない』
結局『大学に入りたいわけではない』ということです。
だから、
『私の勉強したいところだけ』オンラインセミナーとかで
勉強していけばいいや、という踏ん切りがつきました。
私はこの『蓋然性』という
『この言葉を知っただけ』で『人生が広がった』気がしました。
それまでも『可能性』という言葉に関しては
『低いか高いか』で考えていたからこそ
『可能性がある』という発言をする学者にいらついていたわけですしw
やっぱり、勉強するって楽しいです♪ヽ(´▽`)ノ
人生一生これ勉強!
【この記事を書いた日 2022/05/02 9:25 】
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